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パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットは絶対買いなインサレーション!

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化繊のインサレーションだけれども、ダウンのように軽い夢のような素材、”マイクロパフ”。そのマイクロパフを使用したパタゴニアのマイクロパフ・ジャケットを厳冬期のニセコで毎日着て、使い倒してみたので徹底レビューしたいと思います。

【僕が使用したシーン】
・日常生活や通勤時のアウター
・スノーボード時のインサレーション
・雪板(バートンスローバック)での雪遊び時など

アイスクライミングやアルパインクライミング用に考えてる方には少し物足りないかもしれませんが、参考程度に。

もくじ

マイクロパフ・ジャケットとは?

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マイクロパフ・ジャケットプルマフィルを使用したパタゴニアの軽量インサレーションジャケット。10デニールと軽量かつ耐久性に優れたシェル素材と、限りなくダウンに近い軽さと温かさを備えつつも濡れに強い夢のような素材の高性能ジャケットです。

マイクロパフ・ジャケットの22年のカラー展開(22年8月30日更新)

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マイクロパフ・ジャケットのカラー展開は現在2色。僕が買ったブラックは現行のラインナップからは消えてしまったようです。
アウトドアで使うならブルーも良さそうですね。街中でも使いやすいのはダークネイビーでしょうか。

パタゴニアってどんなブランド?

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パタゴニアは1965年にアメリカ・カリフォルニア州ベンチュラで創業したアウトドアブランドです。環境や労働者に配慮したプロダクト作りで日本でもファンの多いアウトドアブランドです。企業の理念や生産背景を含め、お気に入りのブランドです。

パタゴニアのレビューはここからザッとチェックできます↓

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットの魅力や特徴を詳しくレビュー!

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マイクロパフ・ジャケットのMサイズブラックを詳しく見ていきましょう。(21年1月30日追記)

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左胸にはおなじみP-6ロゴ。普通のアウターに比べ中心寄りで高めの位置に配置されています。

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裏地はなく、表の生地と同じナイロンで構成されています。似たようなインサレーションにナノパフ・ジャケットがありますが、ナノパフは裏地有り。軽量化が図られている印象です。

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マイクロパフの襟は高め。台形のように上部がすぼまっていて、ちょっと苦しめ。襟は改善されるのを期待したいですね。

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センタージップは細めでコードのみのシンプルでミニマムなスタイル。1gでも軽くしようとする意図が伝わってきます。

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チンガードは同生地のナイロンで作られ、最低限ながらジッパーの金属パーツの冷たさからアゴを守ります。

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袖や裾部分は全て伸縮性の縁取りタイプ。調整不可ですが、適度に保温され、使いやすく軽い。個人的にお気に入りな縁取りです。

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ポケットはハンドポケット2つと内側にドロップイン型のポケットが2つ。ハンドポケットはジッパーもあり長財布も入る余裕のある大きさです。

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長財布は余裕で入る大きさです。

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内ポケットもハンドポケットの裏側を活用した作りになっています。内ポケットはジッパーはないですが、長尺物は入る大きさがあります。

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このように800mlの水筒、長財布、折り畳み傘など入る大きさ。実際に全て入れると重くなってしまうものの、これぐらいのキャパシティがあります。

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首後ろのタグ周辺はこんな感じ。

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タグの部分は別生地で付けてあり左右は縫われていない状態です。フックに引っ掛けようと思えば使えそうですが、少し中途半端な作りな気がします。

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肘の裏は少し立体的に作られています。

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背面はこんな感じ。全体的に単色かつシンプルですが、首や脇などカッティングは少し変わっている気がします。

HIKARU HOJO
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細かいスペックも見てみましょう。

マイクロパフ・ジャケットの素材は?

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表素材 0.7oz・10D・
パーテックス・
クアンタム・
リップストップ・
ナイロン100%
インサレーション 65gプルマフィル
(ポリエステル100%)
縫製 フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用

マイクロパフはダウンではなく化繊です。

“マイクロパフ”はパタゴニアが独自に開発したプルマフィル・インサレーションの名称で、”ダウンの構造を模倣する連続した化繊のインサレーション素材”です。ダウンのように温かくコンパクトかつ、濡れても保温性を維持するダウンとインサレーションの良さをいいとこ取りした夢のような素材です。またダウンではないため、品質表現で使用される○○○フィルパワーという記載はありません。

シェルのナイロン素材は10デニールと薄いパーテックス・クアンタム・リップストップ・ナイロン。適度な耐久性は確保しつつ軽さを重視した薄い素材が使用されています。DWR(耐久性撥水)加工済みです。

マイクロパフ・ジャケットの暖かさは? 真冬でも大丈夫?

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マイクロパフ・ジャケットを厳冬期のニセコで使いましたが十分な暖かさでした。外では上からハードシェルを着用し、中間着として主に使用しましたが、非常に優秀なインサレーションです。もちろん、ネックウォーマーやニット帽、スノーブーツ等万全の格好の中での話です。

雪国の車中心の生活であれば車から建物への往復でしたらマイクロパフ・ジャケットのみで事足ります。個人的な感覚では室内に入った時にダウンと比較して”暑くなりすぎない“気がしました。暑くなりすぎないも外気温と室内の温度差の大きな環境では魅力ですよね。

パタゴニア製品の中で”重量に対する保温性が最も高いジャケット“と言われるだけあり、袖を通した時点からじわじわ温かくなり、軽いのにしっかり暖かいです。

バックカントリーや雪板で遊ぶ時も、暑くなったら換気して、適度に熱を逃しながら使いました。寒ずぎることもなく、体温調節しながら問題なく使えました。

マイクロパフ・ジャケットの重さは?

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パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットの重さは270g

マイクロパフ・ジャケットの重さは公式では235g。僕のMサイズは約270gでした。重量に誤差はあるものの、十分に魅力的な軽さのアイテムです。

マイクロパフ・ジャケットの生産国は?

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットはベトナム産

マイクロパフ・ジャケットの生産国はベトナム製。ベトナム・ホーチミンにあるQuang Viet Enterprise Co., Ltd.という場所で製造され、素材の供給は日本企業の豊田通商が担当しているようです。(パタゴニア公式サイト情報)

マイクロパフ・ジャケットのサイズ感は?重ね着やアウターとして使える?

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マイクロパフ・ジャケットのサイズ感ですが、170cm標準体型でMが若干大きめなサイズ感です。パタゴニアのMは日本規格でLに近いサイズ感です。普段のアウターはもちろんスノーボード、雪板など多用途にアクティビティで使用したい場合は若干大きめなMが良いと思います。

重ね着に関してもアウターとしても、インナーダウンとして中間着的にも使えます。厚すぎないのでニセコではハードシェルの下で中間着で主に使用していました。GORE-TEXのような3層のハードシェルでしたら窮屈に感じることはないでしょう。

マイクロパフ・ジャケットのコーデ例


シンプルに白Tに合わせたスタイルを撮って見ました。170cm体型普通でMサイズを着用しています。

マイクロパフ・ジャケットの収納方法・たたみ方は?

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マイクロパフ・ジャケットは左ハンドポケットを裏返して収納できるパッカブルタイプ。たたみ方を簡単にご紹介します。

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左側のポケットはジッパーがリバーシブルに。上部にカラビナ用のループもあるのでそれも目印です。
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折り返して押し込んでいきながら左ポケットに詰め込んでいきます。ダウンよりは反発力がありますが、そこまで力は必要ありません。

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全て収まりました。カラビナ用ループも付いてので、ザックなどの外につけても大丈夫です。綺麗に畳んで収納する方法は残念ながら知りません。ですが、雑に詰め込んでいっても十分にパッキングできるので、大雑把な人には朗報なのではないでしょうか!

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収納時の大きさは縦25cm×横15cm×厚み11cmあります。

ナノパフや一般的な長財布等との比較ではこんな感じ。2Lのスタッフバッグを使えばもう少し小さくできます。

マイクロパフ・ジャケットの洗い方は?

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自己流ですがマイクロパフ・ジャケットの洗い方をご紹介します。

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マイクロパフジャケットの洗い方(自己流)
1.チャック類を全て閉める
2.中性洗剤を溶かしたお湯に漬けて20分前後放置
3.念入りにすすぐ
4.洗濯機の脱水モードで脱水
5.ハンガーで陰干し(ポンポンとたたいて中わたの偏りを防ぐ)

マイクロパフはダウンのようですが、分類的には化繊に入るそうなので普通の洗濯で大丈夫なのだとか。洗濯機もOKのようですが、僕は手洗いで漬け置きする方法で洗ってみました。熱すぎないお湯に、日頃使っている中性洗剤を入れて漬けます。

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20分ほど放置すると水が濁って来ました。昨シーズン冬は毎日のように着用していたので流石に汚れますよね。

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頃合いをみて、すすぎます。中わたがあるのですすぎは少し念入りにしました。

すすいだら洗濯機の脱水モードで脱水します。防風・防水素材は脱水すると負担がかかるのでしない方が良いですが、マイクロパフ・ジャケットは大丈夫そうでした。問題なく脱水出来ました。

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干す時はジャケットの型が崩れないようにハンガーにかけます。ポンポンと叩いて中わたが偏らないように空気を入れてあげます。これで干せはOK。ダウンよりメンテナンスがラクな点も魅力ですよね。より良い方法があれば教えていただけると嬉しいです。

マイクロパフ・ジャケットのスペックまとめ

表素材 0.7oz・10D・
パーテックス・
クアンタム・
リップストップ・
ナイロン100%
インサレーション 65gプルマフィル
(ポリエステル100%)
縫製 フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
カラー スモールダーブルー,
アナカパブルー
サイズ XS,S,M,L,XL,XXL
重量 237g
生産国 ベトナム
価格 36,300円(税込)
マイクロパフ・ジャケットの概要をまとめるとこんな感じ。

マイクロパフ・ジャケットの魅力や特徴まとめ

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・ダウンのように軽く温かいプルマフィル
・コンパクトに収納可能
・ミニマムながら4つのポケットを確保
・濡れても保温性を保持
・温かくなりすぎない

マイクロパフ・ジャケットの魅力や特徴をまとめると、ダウンとインサレーションの良さをいいとこ取りしたジャケットと言えるでしょう。

軽さに対して温かく、濡れても保温性を保持。コンパクトに収納でき、ポケットも4つ確保して軽さを重視しつつ、使いやすさも考慮されています。

また屋外から建物に入っても温かくなりすぎないように個人的には感じたので、暑すぎないのも魅力だと思います。

マイクロパフ・ジャケットのマイナスポイント

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・襟が高くキツめ
・全体的にカッティングはナノパフに劣る

マイクロパフ・ジャケットのマイナスポイントは襟が高めでキツめという点。比較対象に上がりやすいナノパフ・ジャケットに比べ全体的にカッティングや細部の使いやすさは劣るかなという印象。

軽さと温かさに関しては非常に優秀なジャケットですが、カッティングは改善されることを期待したいです。

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットの関連アイテム

パタゴニア・マイクロパフ・フーディ

フーディタイプのマイクロパフ・フーディ。こちらの方が外見はカッコいいですね。アウターとして使う場合はフーディタイプもおすすめです。アウターか中間着か、どう使うかを想像して選びましょう。22年は4カラー展開で、マイクロパフ・ジャケットよりカラー展開は豊富です。

マイクロパフ・ジャケットとフーディはどちらがおすすめ?

マイクロパフ・フーディが正直カッコ良いですが、幅広いシーンで使えるのはマイクロパフ・ジャケットです。フーディは中間着として使う場合はフードがかさばってしまうので、アウターにも中間着にも幅広く使いやすい点で選ぶならジャケットタイプがおすすめです。

パタゴニア・ナノパフ・ジャケット

ナノパフ・ジャケットは旅とニセコの山籠りを経験しないと良さが解らなかった、本格派インサレーション。シンプルな作りながら耐久性、レイヤリングのし易さ、メンテナンスのし易さ、動きやすいカッティングなどツウ好みの機能が詰まった厚過ぎないジャケット。この魅力が解る方はきっと自然を満喫してるアクティブな方。

“マイクロパフとナノパフはどう違う?

マイクロパフ・ジャケットと比較すると、ナノパフ・ジャケットは重さに対する温かさは劣ります。一方で生地は厚めで耐久性に優れ、カッティングに関しても腕を動かしやすく、首元も余裕のあるカッティングなど、細部完成度はナノパフの方が高い印象を受けました。

比較記事を作ったので気になる方はぜひ。↓

パタゴニア・メンズ・ダウン・セーター

メンズ・ダウン・セーターは軽量で防風性を備え、強制給餌や生きたまま羽毛採取が行われたものでない鳥から供給されたことが認証されているアドバンスト・グローバル・トレーサブル・ダウンを使用。800フィルパワー。こちらはダウンジャケットですが、細身ですっきりとしたデザイン。

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットを選ぶ理由

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・フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
・ブルーサイン認証済み素材

ただダウンと化繊の良いとこどりだけでなく、テクノロジーと同時に労働者や環境・産業廃棄物などにも考慮した原料選び・生産背景がマイクロパフ・ジャケットにはあります。安くはない商品ですが、選ぶ価値が十分にある製品だと考えます。

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットを最安値で買うには?

マイクロパフ・ジャケットはパタゴニア公式サイトから購入しましょう。マイクロパフ・ジャケット一つで送料無料になります。

気になるカラー・サイズの在庫があるなら早めに行動しましょう。あなたが欲しいなら他の人もきっと、狙っているはず。

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケットのレビュー・評価まとめ

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購入して正解のとても良いジャケットでした。インサレーションとしてもアウターとしても使えるので荷物がひとつ減ります。旅に持って行きたかったですね。バックパッカーやミニマリストにも良さそうです。

街から雪国やバックカントリーなど、過酷な環境まで幅広く使えるので非常に優秀なインサレーションでした!

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パタゴニア

パタゴニアのレビューはここからザッとチェックできます↓

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