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キーンのウィンターポート2を厳冬期のニセコでレビュー!

厳冬期のニセコに滞在する際のスノーブーツでキーンのウィンターポート2を選んだのでレビューをします!
定価は17,380円
キーンの水陸両用サンダル・ニューポートをウィンター仕様にアップデートしたものですがその実力はいかに!?

キーン・ウィンターポート2とは?

重量 約632g(片足)
定価 17,380円(税込)

キーンの代表的水陸両用サンダル・NEWPORTの機能性をウィンター仕様にアップデートしたパフォーマンスプロダクト。以下のキーン独自開発のテクノロジーが投入されているスノーブーツ。

KEEN.DRY
KEENが独自に開発した靴専用の防水透湿素材です。完全防水でありながら高い透湿性を持たせ、耐久性にも優れています。

KEEN.WARM
ポリエステルに天然素材の竹炭をブレンドした、KEEN独自開発の保温素材です。竹炭は遠赤外線効果により保温性を高め、抗菌作用で臭いを抑制すると共に、湿度を吸収し、足室内を快適に保つ効果のある次世代の天然素材です。

KEEN.DCR
低温時には硬化し、固まった雪にもしっかり食い込むKEEN Dual Climate Rubber(DCR)アウトソール。
引用:KEEN公式サイト

値段は他のアウトドアブランドが出すスノーブーツ同様に1万円代後半。より安いスノーブーツはあるでしょうが、ハイパフォーマンスのスノーブーツという位置付けです。

ウィンターポート2はスノーブーツらしくない洗練されたデザイン

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スノーブーツとしてはおしゃれな印象のウィンターポート2。キーンの水陸両用サンダル・NEWPORTの独特のデザインを継承するアッパーデザイン。

ウィンターポート2のサイズ感はどう?

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履き口が硬めなので、小さく感じます。大き目チョイスが正解です。

私はクラシックなスニーカー(Vansのオーセンティックなど)は26.5cmで、NIKEのAIR MAXなどは27cmを普段選んでいますが、在庫の関係で27.5cmを選びました。試着では27cmも余裕で入りましたが、厚めのソックスとインソールで1cmアップでのチョイスで良い選択だったかなと思います。硬度の異なる圧縮成型EVAのミッドソールで長時間履いていても快適です。

他のレビュー同様、履きづらい印象

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履き口は固めでドローコードでも絞りにくいです。

キーン公式サイトやAmazon、楽天など大手ECサイトでもレビューを参考にみてみましたが、多く目にしたのが

履き口がきつい。

履き口が伸縮しないので少し履きづらい印象があります。あとは足首の部分。自分でシェイプした板に乗って滑る冬の遊び、雪板向けに開発されたというウィンターポート2は、足首は他のスノーブーツに比べ柔らかい反面、操作性を高める為か少しキツく作られている印象です。雪板を操る上で重要な足裏の感覚を高める為か、外見よりソールも薄い印象。その分、北海道のニセコで使用するには足裏が少し冷たかったです。寒い地域で日常的に使うなら1cmぐらい大きなサイズでインソールを足して使った方がいいかもしれません。

ウィンターポート2はカリブーと比較してどう?

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重そうだけど軽量なんです!

スノーブーツの代表格としてSORELのカリブーがあると思いますが、カリブーのレビューでよく見られるのが”重い”という評価。その分頑丈で安心感があると思いますが、日常的に履くなら軽いに越したことないですよね。

ウィンターポート2カリブーを比較してみますと、

カリブーは片足重量:964g(SOREL公式サイト引用)
・ウィンターポート2は片足重量:632g

その差およそ332g!例で出すと軽量なハードシェル1枚分も片足で違う訳なのですね。さすがに雪板などのスノーアクティビティ向けに開発されたブーツだなと思わせてくれます。購入する際に比較対象に上がると思いますが、同じスノーブーツとはいえどたくさんの違いがあります。

ウィンターポートとカリブーの違い
カリブーはインナーブーツがあるがウィンターポートはない
カリブーはヌバックレザー&ラバーシェルだがウィンターポート2は合繊
・カリブーは40年以上前からある防寒目的のスノーブーツだがウィンターポート2は雪板等を目的に開発された比較的新しい軽量なスノーブーツ

SORELのカリブーも頑丈で非常に良いブーツなので用途に合わせてチョイスしたら良いと思います。

ウィンターポート2は暖かい?

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保温素材KEEN.Warmと防水透湿素材KEEN.DRYでムレにくく快適です。

暖かさに関してはフェルトの厚いインナーブーツがあるカリブーが有利ですが、ウィンターポート2は内側フェルトでじわじわと暖かい。保温素材KEEN.Warmという独自素材を使用しています。

防水透湿素材KEEN.DRYも使用されていて温かさをキープしつつムレは逃がすといった快適な仕様になっています。

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防寒、防水性能は少し削っている印象がある一方で、表面や側面からの浸水は少なく、足裏は少し冷たいかなといった印象。ソールはデュアルクライメット・ノンマーキング・ラバーアウトソールと、軽量で、歩行時の衝撃を緩和する圧縮成型EVAミッドソールを使用。安心感のあるグリップ力です。たまに雪道を走ることもありましたが、その時も滑ることはありませんでした。過信は禁物ですが、滑りにくい印象です。

ウィンターポート2は雪板でのフィーリングはどう?

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出オチで申し訳ありませんが、私は雪板ではなくバートンのスローバックでパウダースノーを試してみました。

足首の操作性はスノーブーツならぬ使いやすさを感じました。ハイクアップ時も雪をしっかり掴んでくれるので登りやすい。そしてブーツの軽さが裏山でのハイクしやすさを促していますね。

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滑り止めのパターンの問題なのか、雪は払わないと滑りました。

さすが専用に開発されたスノーブーツといったフィーリングでした。

ウィンターポート2での日常生活はどう?

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私見ですがウィンターポート2のソールの薄さが車の運転に関してはアドバンテージになる気がします。スノーブーツとしては運転しやすいと思います。アクセル、ブレーキの細かい操作は足裏感覚があるので操作しやすいと思います。運転はそのままできそうですが、気をつけましょう。車に乗る前の雪かきでも快適に作業できるかと思います。

ウィンターポート2以外におすすめなスノーブーツ

ウィンターポート2以外にも個人的におすすめなスノーブーツをいくつかピックアップしました。

ソレル カリブー


重量 約901g(片足)
定価 22,000円(税込)
使用限界温度が-40度とも称されるスノーブーツの定番モデル、ソレルのカリブー。40年変わらないデザイン、ウォッシャブル仕様のインナーブーツや、縫い目にも防水加工が施されたウォータープルーフヌバックなど、堅牢なスノーブーツの代表格。クラシックな見た目で冬の足元を支えてくれます。

ノースフェイス ヌプシ ブーティー

重量 約345g(片足)
定価 17,600円(税込)
大人気アウトドアブランド・ノースフェイスのヌプシブーティ。撥水加工のマテリアルと、厚いダウンで足元を包んでくれるスノーブーツ。都会では暑すぎる一足ですが雪国では心強い味方になるでしょう。ショートタイプ、ウールタイプ、Gore-Texが採用されたモデルなど、展開が多くお気に入りの一足を選べるのも魅力。

AREth・Morgenrot


重量 633~900g(片足)※予想
定価 22,440円(税込)
ジャパニーズブランドのスノーブーツで気になっているブーツの一つ。厳しい寒さでも凍りにくいビブラムソールが採用され、ラストも日本人向けに広め。雪板やスノースケートなどのアクティブな人におすすめ。だいぶ気になってます。カッコいい。重量の記載はありませんが、ウィンターポート2より少し重いとのこと。また「寒さの厳しい地域だと少し寒いかも」とレビューも。

ウィンターポート2レビューまとめ

ウィンターポート2は軽くて足首も操作しやすくてデザインも良い。非常にオススメのスノーブーツです。足裏からくる冷たさはインソールで調整することで豪雪地帯でも快適に過ごすことができそう。雪板や車の運転など、他のスノーブーツと比較して操作性に優れる一面もあります。

何度か冬を共にして見てまた再度レビューを追加したいと思います。

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