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ダナーフィールドで十分過ぎない?【廉価版と言えない完成度の高さ】

堅牢で信頼性の高いダナーライトに限りなく近いルックスながら、ほぼ半額の値段で注目を浴びているダナーフィールド。気になっている方も多いのではないでしょうか。

HIKARU HOJO
HIKARU HOJO
プチ世界一周したデザイナーのHIKARU HOJOです。モノ選びにシビアな私が実際に購入し徹底レビューしました。

この記事でダナーフィールドの魅力や使用感、マイナスポイントが掴め、手にしたらどうなるかじっくり検討できます。

結論を言ってしまうと、
「ダナーフィールドで十分過ぎない?」

ダナーはどんなブランド?

1932年、チャールズ・ダナー、ウィリアム・ウィエンハーグとその甥の3人によって、アメリカウィスコンシン州で誕生。当初は低価格のワークブーツを製造・販売していた。ウィエンハーグが他界後、本拠地をオレゴン州ポートランドに移し、事業をチャールズ・ダナー一人で行うようになった。第二次世界大戦中は、樵用の作業靴が有名になったが、チャールズ・ダナーは病気を患い、息子のビル・ダナーが後を引き継ぐことに。1979年に名作「ダナーライト」が登場し、世界で初めてゴアテックスをブーツに採用。創業以来、「実際にダナーの靴を履く人が、不便を感じずに、使いやすく耐久性に富んだ靴を作る」がコンセプトである。
引用:wiki

現在では、アウトドアブーツの定番ブランドとして知られています。

ウィスコンシン州

ウィスコンシン州はシカゴのあるイリノイ州の上にあります。寒そう。ビールの生産が盛んな州なのだとか。

その後にオレゴン州ポートランドに移ります。

オレゴン州ポートランド

川を挟んでカナダのバンクーバーの南に位置しています。アメリカの中でも寒い地域になりそう。

ダナーフィールドはどんなブーツ?

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ダナーフィールドはダナーの名作・ダナーライトと比較しても遜色ないルックス・機能面に関わらず価格をだいぶ落としたモデルです。

GORE-TEX®を筆頭にVibramソールなどアウトドアの環境に耐えうる機能を搭載し、街で履いても遜色がなく、見た目もスタイリッシュにアウトドアスタイルを完成させる事が出来る”DANNER FIELD”。

価格を落としたとはいえど、30,000円はするので安いブーツではないですね。ダナーライトが高級すぎるのかもしれません。

22年11月追記:昨今の価格上昇でダナーフィールドの定価は27,500円→31,900円に。ダナーライトも65,000円→74,800円と更に高価になりました

ダナーフィールドの細部をチェック

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ダナーフィールドの細部を見ていきましょう。第一印象はガッチリしたブーツ。見た目やシルエットはダナーライトと瓜二つ。カラーは私はブラックをチョイスしました。

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ダナーライトのナイロン部分がCORDURAナイロンに対し、ナイロンに関しては一般的なもの。とはいえ、ぱっと判断は付きにくいです。

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ダナーフィールドのシューホールはダナーライトと異なり、全てループになっています。これは「シューレースを締める、緩める」手間を簡略化するためだそう。

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シュータンは高い位置で裁縫されているので、シュータンの横から水が入ってくる心配は少なそう。ですがこの位置が足に少し当たるので慣れるまで人によっては足が痛くなることも。(私も数回は足に当たって痛くなりました)

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ライニングトップは強度をあげるためレザーを使用しています。クッションが厚すぎないのでシルエットもシュッとしています。

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アウトソールは信頼感のあるビブラムソールを採用。

ダナーフィールドとダナーライトの違いを比較

ダナーフィールド ダナーライト
レザー フルグレインウォータープルーフレザー フルグレインウォータープルーフレザー
GORE-TEX®︎
ビブラムソール®︎
インソール OrthoLite なし
シューホール 全てループ ループ&上部3つフック
生産国 アジア圏(ベトナム) アメリカ
価格 31,900円(税込) 74,800円(税込)
ダナーフィールドとダナーライトの違いを比較してみました。スペック上は大差ない印象ですね。インソールに関してはむしろ快適になっている気がします。

一方でダナーライトにはダナー式ステッチダウン製法で排水機能があり、現在もポートランドの工場でハンドメイド生産されているなどの拘りもあります。

ダナーフィールドのよくある質問に答えてみる

ダナーフィールドの良くある質問に、いちユーザーとしてわかる範囲で答えて見ます。参考にしてみて下さい。

ダナーフィールドの生産国は?

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ダナーフィールドは現在はベトナム生産が多いそう。他のアウトドアブランドの製品も近年ベトナム生産が多い印象ですね。生産工場は米軍にブーツを供給していた質の高い工場で生産しているそうです。

ベトナム

ダナーフィールドの防水性はどう?

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ダナーフィールドは廉価版とはいえ、GORE-TEXメンブレンが使用されており、防水性も確保されています。レザーはフルグレインウォータープルーフレザーという、水分に強いレザーが使われているので防水性は高いです。ステッチ等の作りが甘い印象もなく、ダナーライトを知らなければしっかりしたブーツだな〜と普通に思います。

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ダナーライトで「Made in USA」のタグがある位置は、ダナーフィールドはGORE-TEXのタグに。個人的にはGORE-TEXのタグの方が好みです。

ダナーフィールドは登山に使える?

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ダナーフィールドは個人の感覚では靴の中で足が滑ることもあります。サイジングが重要そう。足が靴の中でズレる余裕を埋められればトレッキングにも使えそう。ビブラムソールも今のところ滑ることなく、頼りになってます。

ダナーフィールドはバイクで使えそう?

ダナーフィールドはバイク乗りの方達からバイク用のブーツとして候補に上がってるみたいですね。結果としては足をしっかり保護してくれるので、十分に使えます。MT車の場合シフト操作でブーツの甲に多少ダメージは付いてしまうかも。雨の日に傷から浸水もあり得るので、長持ちさせたい方はブーツカバーシフトカバーで保護してあげましょう。
ソールが厚く硬いので足裏フィーリングは少し慣れが必要かも知れません。

ダナーフィールドは雪でも使える?

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ダナーフィールドを北海道で使ってみましたが、雪上でもグリップしてくれました。

しかし、雪質はその地域毎に異なります。東京や関東近郊でたまにしか雪が降らない地域であればダナーフィールドで事足りそう。雪が20cm以上定期的に降る地域ですと逆にダナーフィールドでは薄すぎるのでスノーブーツを検討した方が良さそう。都会でも雨の駅構内などで滑る可能性はあるので過信には注意しましょう。

ダナーフィールドは夏どう?

ダナーフィールドは夏は正直暑いです。キャンプやアウトドアアクティビティでは頼りになりますね。岩場でも足を保護してくれる安心さがあります。

ダナーフィールドのサイズ感はどう?

ダナーフィールドのサイズ感は小さめ。

レビューにも見かけますが、間違ってないと思います。
私は26.5〜27.0cmで、ダナーフィールド以外は27.0cmが多いのでダナーフィールドも27.0cmにしてみましたが、あまり余裕は無いです。
特に足の甲の部分が当たりやすい印象です。最初ブーツは硬いので、指の付け根あたりに当たります。私は甲は低い方ですが、低い人でもコレなので、購入する際は試着はした方が良さそうです。

ダナーフィールドのインソールは?

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ダナーフィールドのインソールはオーソライト(Ortholite)カップインソールが使用されています。防臭&雑菌の繁殖を抑制するインソール。HOKA ONE ONEやサロモン等トレランやランニングシューズでも使われています。私も何度か使っていて臭くなりにくいので、信頼できるインソールです。皮のブーツって内側まで皮が使用されている場合もありますが、この辺ははき心地を考慮してありますね。

ホカオネオネのレビューまとめはこちらから

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ダナーのロゴが入ってますが、これは使用してるうちに消えてしまうでしょう。

ダナーフィールドの履き心地は?

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ダナーフィールドのはき心地は馴染むまではとにかく「硬い」です。内側も特に暖かい素材が使われてる訳でもないので、冷たく硬い感じ。内側に起毛素材等が使われていないのは長いシーズンに使えるので個人的には好印象。とにかく底が厚くて硬い印象。逆に言うとガラスの破片が飛び散ってるようなとこでも大丈夫そうなぐらい、ソールに関しては安心感はあります。(あくまで感覚なので過信は禁物です)

ダナーフィールドでの車の運転

ダナーフィールドでの車の運転ですが、 下ろしたてはブーツが硬いので運転は少し注意が必要です。下ろしたてのダナーフィールドはソールが厚く硬いので足裏感覚は掴みにくい印象でした。馴染んでくると多少運転しやすくなります。

ダナーフィールドは重い?

ダナーフィールドの重さですが、一般的なアウトドアブーツの重さで特別重い感じはありません。一方で軽いかというと、頑丈で厚いソールがあるので決して軽くはない印象です。

ダナーフィールドの手入れ方法

ダナーフィールドのお手入れは革靴のお手入れの定番商品、モウブレイのクリームでメンテナンスしてます。経年変化やエイジングを楽しむのもレザーのブーツの楽しみ方の一つですね。

ダナーフィールドのソール交換の方法

ダナーフィールドのソール交換は試してないので詳しく説明できませんが、ダナーリペアサービスでメーカーに問い合わせると対応頂けるそうです。

ダナーフィールドのカラーは現在3色


ダークブラウン&ベージュ。


タン&ダークブラウン。


そして今回私が選んだブラック。ダナーフィールドは正直どの色も雰囲気があってカラーを考えるのも楽しい時間です。アウトドア・アメカジ感を出すならダークブラウン&ベージュかタン&ダークブラウンで、シンプルで都会的な雰囲気を出したいならブラックという感じでしょうか。

ダナーフィールドの関連アイテム

ダナーフィールド ローカット

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ダナー フィールド ローはダナーフィールドのスペックをそのままにローカットで使いやすくしたモデル。
カラーはブラック、ダークブラウン/ベージュの2色展開。価格は25,300円(税込)と2000円ほど安い価格設定です。
レビュー追加しました↓

ダナーフィールド EM GORE-TEX


ダナーフィールド EM GORE-TEXは初めてゴアテックスを搭載したブーツを作ったというダナーが、パートナーのGORE-TEXにリスペクトしてできた派生モデル。ヒール側面に”GORE-TEX”の刺繍をあしらったモデルです。カラーはブラック/オリーブ、ネイビー、ブラウン/カーキの3種類。価格は31,900円(税込)です。

ダナーライト

ご存知マウンテンブーツの大堂、ダナーライト価格は74,800円(税込)と高額ですが、アメリカの職人のハンドメイドで作られた一品。永く付き合えるマウンテンブーツです。

ダナーフィールドxスノーピーク


おなじみおしゃれなキャンプギアを筆頭に受け入れられてるアウトドアブランド・スノーピークとのコラボモデル。スノーピークプロダクトでも採用されているピンクをポイントカラーにあしらった特別なモデル。

カラー展開はブラウンとブラックの2色展開。スノーピークプロダクトを中心としたテントサイトに映えそうな足元となっています。

ダナーフィールドを最安値で買うには?

ダナーフィールドはセールやポイントが貯まりやすい楽天市場Amazonで購入がおすすめです。

私は楽天市場でセール+ポイント多いお店で購入しました。おトクに買えそうなら早めに行動しましょう。あなたが欲しいカラー・サイズは他の人も狙っています。

ダナーフィールドのレビューまとめ

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「ダナーフィールドで十分過ぎない?」

口コミや評判と結論は似てるものの、廉価版ながら完成度の高い良いブーツです。じっくり悩んでみてはいかがでしょうか。

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クリエイティブメモ
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室内で撮影したダナーフィールドを素材に、アウトドアのメッカ・カリフォルニア州ヨセミテ国立公園で撮影した河原の背景を使用。ヨセミテの河原を背景にすることで、アメリカの厳しい自然の中でも通用するプロダクトを表現しました。

使用フォント:Akzidenz-Grotesk BQ Condensed

使用素材↓
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ヨセミテ国立公園内で撮影。

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