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パタゴニア・R2ジャケットは雪山も街もイケる究極の中間着。

R2ジャケットはパタゴニアのテクニカルフリースの代表的な存在。

バックカントリーや厳冬期の冬山の中間着としても高い信頼性を獲得していますが、実際どうなのか気になりますよね。

HIKARU HOJO
HIKARU HOJO
プチ世界一周したデザイナーのHIKARU HOJOです。モノ選びにシビアな私が実際に購入し徹底レビューしました。

この記事でR2ジャケットの魅力や使用感、マイナスポイントが掴め、じっくり検討できます。

パタゴニア・R2ジャケットは雪山も街もイケる、まさに”究極の中間着”です。
R2ジャケットは廃盤となってしまったのでR2テックフェイスジャケットを表示しています

パタゴニア・R2ジャケットとは?

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R2ジャケットはバックカントリーやアルパインクライミング等、主に寒い時期を想定した、パタゴニアのテクニカルフリースジャケットの代表的なモデルです。
24,200円とレトロXジャケット同様に高価なフリースですが、ファッション寄りのクラシックなフリースに対し、厳冬期の冬山でも使える機能性を追求した高機能フリースです。
格別な保温性、通気性、吸湿発散性等ミドルレイヤーに求められる機能を高い水準で満たすこのフリースジャケットは“究極の中間着”とも言われています。

特徴
通気性、吸湿発散性、速乾性と格別な保温性を提供しコンパクトに収納できるニット構造のポーラテック・サーマル・プロ素材
両脇に使用したポーラテック・パワー・グリッド素材のパネルはフィット感と優れた通気性、耐摩耗性を向上。1日中着用しても臭いが気にならないハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済み
テクニカルなフィット。脇の下のパネルとラグランスリーブにより動きやすく、アウターの下でも快適
ジッパーは超音波とステッチによる縫い目を採用しかさばりを抑え柔軟性を向上。あごへのあたりがソフトなジッパーガレージ付き

2つのハンドウォーマーポケットと左のチェストポケットはスリム・ジップを使用。内側になくしやすいものの収納に便利な2つのメッシュポケット付き
伸縮性を備えた袖口は温かさを閉じ込め、前腕をしめつけることなく袖をまくり上げやすい
工場の従業員にプレミアム賃金が支払われるフェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
重さ:380g

パタゴニアってどんなブランド?

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パタゴニアは1965年にアメリカ・カリフォルニア州ベンチュラで創業したアウトドアブランドです。環境や労働者に配慮したプロダクト作りで日本でもファンの多いアウトドアブランドです。企業の理念や生産背景を含め、お気に入りのブランドです。

パタゴニアのレビューはここからすべてチェックできます↓

パタゴニア・R2ジャケットの魅力

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R2ジャケットの魅力
・ポーラテック2素材使いで保温性&通気性良好
・ネックウォーマーの様に暖かい高めの襟
・ベンチレーションも兼ねたポケット
・街でも使いやすいフラットなカッティング
・重さは380gとコンパクト
・裁縫部分が肩に当たらないラグランスリーブ
・袖はゴムで腕まくりが容易

R2ジャケットは一見登山用の普通のフリースですが、細かい機能が満載。詳しく紹介していきます。

ポーラテック2素材使いで保温性&通気性良好

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R2ジャケットのフリース部分はポーラテック・サーマルプロが使用されています。サイドパネルはポーラテック・パワーグリッドが採用された、信頼のポーラテック素材のダブル構成。とにかく暖かく心地よい着心地です。

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背面。テクニカル系フリースはジッパーや裁縫に差し色を使用されていることが多いですが、R2ジャケットは単色でシンプルなデザイン。街でも使いやすいです。

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信頼できる高性能フリース素材・ポーラテックのタグ。

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体の側面部のポーラテック・パワー・グリッド素材は行動時の汗抜けが良好に。上にハードシェルなどを羽織ると暖かく、フリースだけになると適度に通気性もある高性能なフリースです。サイドパネルは肘の上近くまで伸びており、風の当たりにくい側面からクールダウンを促します。

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腕を上げてもストレスの無いパネル構成はさすがの一言。

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ポーラテック・パワー・グリッド素材のパネルは肘近くまで配置されたデザイン。

グリッド素材は腕の下部は背面側が少し長めのカッティング。後ろに汗が行きやすいからなのでしょうか。

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ポーラテック・パワー・グリッド素材は光に透かすと透ける程で通気性は良好。

ネックウォーマーの様に暖かい高めの襟

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R2ジャケットの首元はチンガードがありジッパーで冷たくないよう配慮。首元の襟が高めで襟が厚く、カッティングもゆったりで暖かい。僕は残念ながら少し首が太いのですが、上までストレスなく閉めることができました。上までジッパーを閉じると軽くネックウォーマーをしてるかのような暖かさがあります。

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ジッパーのパーツは全て共通な様子。

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首元は素材が異なることが多いですが、フワフワのポーラテック・サーマルプロを使用してるので気持ち良いです。

ベンチレーションも兼ねたポケット

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R2ジャケットの胸ポケットと左右のハンドウォーマーポケットはパンチング加工済みの素材が使われ、汗のかくコンディションでも効率よく換気ができる仕様に。実際ハイクする時はフリースやソフトシェル等で登る人がほとんどだと思いますが、ベンチレーションも兼ねるポケットです。

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僕はスノーボードする時にiPhoneをしまう場所として使っています。体に近いので寒さで電源が落ちてしまうのを防げます。iPhone11も余裕で入るポケットで使い勝手良好です。

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左右のハンドポケットは内側も裏起毛で適度に暖かく、開けておくとベンチレーションにも。

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裏地は穴が空いて通気性を考慮。この辺も隙がありません。ちなみに左右のハンドポケットは内側から縦に内ポケットとしても使用できます。

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胴体前袖の下にはフリースの当て布が有ります。操作性を重視している為なのでしょうか。この位置に補強が付いてるのは初めて見ました。高いフリースジャケットなだけありますね。

街でも使いやすいフラットなカッティング

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テクニカル系のフリースはスワローテイルのカッティングが多い印象ですが、R2ジャケットはほぼフラットなカッティング。

正面裾にはゴムはありませんが、サイドパネルと背面はゴムで絞られてフィットします。

サイズ感は一般的なパタゴニアアイテムと比較して少しタイト目。スリムフィットです。丈の長さは大差ない様に感じます。

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着用した様子。ここは好みが分かれそうですね。
僕は170cm体型普通でMサイズを着用。他にマイクロパフジャケットやキャプリーン等もMサイズを着用してます。
R2ジャケットはタイト目なモデルですが、身丈はそんなに変わりない印象。

重さは380gとコンパクト

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R2ジャケットとパタゴニアのマイクロパフ・ジャケットとクリーンカンティーン800mlと比較した様子。重量は380gと軽量で、フリースとしては携帯しやすいと思います。フリースは多少かさばってしまいますが、畳んで丸めた程度でもそれなりに小さくなります。
スタッフバッグに詰めるともっと小さくできそうです。

裁縫部分が肩に当たらないラグランスリーブ

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R2ジャケットの肩部分はラグランスリーブのカッティングになっており、裁縫部分がバックパックを背負った時に肩に当たらないよう配慮されています。

袖はゴムで腕まくりが容易

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R2ジャケットの袖口はシンプルにゴム式。暑くなった時に容易に腕まくりが可能です。

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通常は手もとに良い感じにかぶさってくれて風は入って来にくい印象。通常のフリースより少し腕の丈は長めに作られてる気がします。
古いRシリーズはサムホールのあるモデルもあるようですが、2019年モデルのR2ジャケットには残念ながらありません。

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二の腕部分には”R”の刺繍。パタゴニアの”R”シリーズはレイヤリングやシチュエーションによって選べるシリーズ。その中でもR2ジャケットは”究極の中間着”とも称される程完成度が高いと言われています。

パタゴニア・R2ジャケットのマイナスポイント

R2ジャケットは正直デザインも機能も文句無しの良いジャケットですが、完璧とは行かず、マイナスポイントはあります。

価格が少し高い

定価が24,200円とフリースとしては高額な部類に入ります。高性能なポーラテック素材を使用してる面や、細かい機能が充実してる分、値は張ります。

ただ、「あー、こだわって作られてるなこれ」と随所に機能を感じます。

耐久性が少し不安

「毛が抜ける」「毛玉ができる」「耐久性が低い」等のレビューが公式サイトのレビューにもあります。
実際に使ってみて感じましたが、お世事にも耐久性は高いとは言えない印象です。

メリノウールのベースレイヤーみたく性能は良いが耐久性は高くない印象です。バックパックのショルダーハーネスで毛が抜けることもあるそうです。ガシガシ使うというよりかは多少気を使う必要はあるかなと。

部屋着や寝巻きには使える?

R2ジャケットは非常に着心地が良いことから部屋着や寝巻きとして着る人も多いようです。
ですが前述の通り、フリースの劣化があり得るので、アクティビティでの役目が終えた後に部屋着として使うのが良いかもしれませんね。僕は今回1着目なのですが何枚も着続けてるファンも多いようです。ですが何着も買い直すだけの高性能なフリースだと僕も感じました。

パタゴニア・R2ジャケットの手入れや洗い方

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R2ジャケットの洗い方ですが、洗濯はネットに入れて行っています。
フリースの抜けや毛玉等多少耐久性は気になるので。手洗いまでしなくても今のところ大丈夫そうです。
速乾性は良好で、一夜干せば乾きます。乾燥機は必要ない印象です。
柔軟剤は使わなくてもふかふかなので使わなくても良さそうです。
摩擦には気を使いますがそれ以外はほんと優等生です。

パタゴニア・R2ジャケットの着方・使い方

タウンユースのコーディネートは他のフリース同様ですが、自然の中で使用するならやはりベースレイヤー+R2ジャケットの構成が良いでしょう。
くれぐれも綿(コットン)のみのTシャツは1枚目に着ない様にしましょう。
気温にもよりますが、この辺のレイヤリングが定番でおすすめ。

おすすめのレイヤリング
キャプリーン・ミッドウェイト・クルー + R2ジャケット
キャプリーン・サーマルウェイト + R2ジャケット

僕はニセコで滑る時も通年使えるキャプリーン・ミッドウェイト・クルーの上にR2ジャケット、その上にGORE-TEXのアウターを着用してますが、寒くないです。-6度ぐらいまでは大丈夫でしょう。

単体でも機能的ですが、レイヤリングする前後のウェアも機能を発揮する為に大事ですよね。

パタゴニア・R2ジャケットのカラー展開

R2ジャケットは現在3色展開。僕の所持してるR2ジャケットはIndustrial Greenなのですが、ラインナップからなくなってしまった様子。

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パタゴニア・R2ジャケットのライバルや種類の近いモデル

R2ジャケットと比較されているフリースや他ブランドの近いモデルをご紹介します。
(R2ジャケットの兄弟モデルのR1、R2、R3ジャケットやMARSは別記事で作ります。)

パタゴニア・ロスガトス・クルー

2年前に登場して完売するほどの人気商品になってしまったロス・ガトス・クルー。比較対象に上がるものの、値段が倍近く異なります。アウトドアでも使用を考えているならR2ジャケットのほうがおすすめ。ロスガトス・クルーもおしゃれなフリースですけどね。

パタゴニア・レトロX・ジャケット

言わずと知れたパタゴニアフリースの代表格。レイヤリングはしづらいので用途に合わせて。こちらは耐久性も良好。

マムート・GOBLIN Advanced Jacket


マムートのテクニカルフリースのゴブリンフリース。こちらはポーラテック・ハイロフトが使用されています。
定価:¥28,600(税込)R2ジャケットより高価なジャケットです。

パタゴニア・マイクロパフ・ジャケット

マイクロパフ・ジャケットはダウンの様にコンパクトになり、かつ濡れにも強い夢のような素材のインサレーション。カッティングは少々癖が有りますが、素材は本当に軽量、温かくて優秀です。汗抜けはR2ジャケットに劣りますが、軽量で温かく水にも強い。おすすめなジャケットです。

パタゴニア ナノパフ・ジャケット

ナノパフ・ジャケットもマイクロパフ・ジャケットと同様にインサレーションながらR2ジャケットの比較対象になりそう。旅とニセコの山籠りを経験しないと良さが解らなかった、本格派向けのジャケットです。シンプルな作りながら耐久性、レイヤリングのし易さ、メンテナンスのし易さ、動きやすいカッティングなどツウ好みの機能が詰まった厚過ぎないインサレーション。

ノースフェイス・ジップインバーサミッドジャケット


ノースフェイスからも出てます。
定価;20,900円(税込)R2ジャケットと比較すると少しリーズナブルな価格設定。

パタゴニア・R2ジャケットを選ぶ理由

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R2ジャケットは冬山で使える高性能な機能だけでなく、街でもいける汎用性が大きな魅力。物を多く持たないミニマリストな思考の現代人にかなりおすすめ。

アウトドアでも使える機能性と、街でも着れるシンプルなデザインなので、1枚あると幅広い用途に使用できます。
ファッションのフリースではできないマルチな用途に使えるのも、値段を出す価値がある理由の一つかなと思います。

冬の防寒は勿論、真冬の冬山・雪山でのスキー・スノーボード・バックカントリー。春先の寒い時期、釣りや登山、トレラン、ランニング、バイク、旅、、、使い道はかなりありますね。夏の富士山のハイキングにも使えそう。

あとフェアトレード商品なので工場の従業員にプレミアム賃金が支払われるフェアトレード・サーティファイドの縫製を採用されています。リサイクル素材の使用や、製品づくりに携わる人たちにも還元する姿勢がパタゴニア製品を好む理由の一つです。

多少値は張りますが、機能面や生産背景含め買って後悔はしない高性能なフリースです。

パタゴニア

パタゴニア・R2ジャケットを最安値で買うには?

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R2ジャケットはパタゴニア公式サイトで送料無料で購入できます。

R2ジャケットは根強いファンのいる人気商品。安く買うどころか、定価でも気づいたら狙っていたカラー・サイズは売り切れに。しぶしぶフリマで買うのは嫌ですよね。

気になるカラー・サイズの在庫があるなら早めに行動しましょう。あなたが欲しいなら他の人もきっと、狙っています。

パタゴニア・R2ジャケットのレビューまとめ

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パタゴニア・R2ジャケットは雪山も街もイケる、まさに”究極の中間着”です。

「R2ジャケットは本当に”究極の中間着”か?」と聞かれたら、
「耐久性を除けばYES」が答えです。
値段も性能・用途の広さを考えれば出す価値のあるフリースジャケットだと思います。
じっくり検討してみてはいかがでしょうか。

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