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ミステリーランチ・3dayアサルトCLは究極のバックパックなのか?【徹底レビュー】
“究極のバックパック”として名高いミステリーランチ 3dayアサルトCL。“ミステリーランチの最高峰”という突き抜けた魅力と、7万円台というこれまた驚きの価格。買う前に十分に検討したいですよね。
この記事でミステリーランチ 3dayアサルトCLの魅力や使用感、マイナスポイントが掴め、あなたのお目に叶うバックパックなのか、十分に検討できます。
3dayアサルトCLはオーバースペックながら、男心をくすぐる究極のバックパックです。
もくじ
ミステリーランチとは?
ミステリーランチってなに?と疑問な方に簡単にご紹介します。
上記の説明でもわかる”漢“なバックパックブランドです。コアなファンに愛されてきましたが近年方向転換をして、トレッキングやデイリーユース向けのプロダクトを多く出すようになりました。生産拠点をアジアに移し、値段もリーズナブルになり手頃に。ですが徹底された品質管理と培われた機能性は生かされてモノづくりが続けられているので、機能性は非常に優れています。僕はそんな方向転換した後のミステリーランチがお気に入り。
今まで使用したことのあるミステリーランチのバッグがこちら。
- ミステリーランチ使用歴
- ・アーバンアサルト
・Java
・クーリー40
・インアンドアウト
・スリック
・ブーティバッグ
・ブーティーデラックス
・3Day Assault CL
・ゾイドバッグ(S,M,L)
アーバンアサルトから入ったのですが、アジア産でも機能は十分だしアーミー過ぎても日常で使えないし、、と、最近の丁度良いラインがお気に入りです。
ミステリーランチのレビューはここからすべてチェックできます↓
ミステリーランチ・3dayアサルトCLとは?
米軍でも採用されたミルスペックのバックパックブランド・ミステリーランチの代表的なモデルと言えるのがこの3dayアサルト。この3dayアサルトCL(クラシック)は、PC&ドキュメントスリーブを内部に追加し、現代のデイリーユースに合わせつつ、最高峰の機能が堪能できるバックパック。
お値段は77,000円(税込)と驚きの値段です。笑
僕がミステリーランチ・3dayアサルトCLを選んだ理由
僕が1ヶ月ちょいで7ヶ国を旅した時に使用したバッグがミステリーランチのクーリー40Lというモデルでした。現行モデルの一つ前のモデルです。
(ロサンゼルス・ハンティントンビーチにて)
このモデルは40Lで、ミステリーランチ 3dayアサルトCLより少し大きめのモデルです。
フューチュラヨークシステムを採用していてY字の3ジップも採用され、ブラックで、、ほぼ必要な条件を満たしていたモデルです。背負いやすく、非常に良いモデルでしたが旅の間で以下の問題が。
クーリー40Lで旅した時の問題点
・LCCでは機内持ち込みできない場合がある
・PCスリーブが欲しい
・ポケットが少ない
逆にいうと上記以外に文句はない優れたモデルでした。機内持ち込みが微妙なのは知っていましたがスケジュール直前すぎて変更する余裕がなく。
旅の記録はこちら↓
機内持ち込みできるギリギリのサイズと言われているのが一般的に35L前後。3DAYアサルトは30Lで、近いサイズでスイートピーがありますが、ポケットが非常に少ないシンプルなバックパックなので、これらの機能を満たすバックパックはミステリーランチ 3dayアサルトCLだった、という経緯です。
3dayアサルトCLは機内持ち込みギリギリのサイズ
LCC機内持ち込みサイズ | 3dayアサルトCL | |
サイズ | 55cm×40cm×25cm以内 | 56cm×34cm×24cm |
三辺の合計 | 115cm以下 | 114cm |
重量 | 7kg以下 | 2.1kg |
一般的なLCCの機内持ち込みサイズと比較すると、三辺の合計がミステリーランチ 3dayアサルトCLは114cm。ギリギリです。。(公式の数値)
ミステリーランチ 3dayアサルトCLの容量は30Lですが、実際に使用してみると30L以上入る気がします。(あくまで個人の感想です) ミステリーランチ 3dayアサルトCLはスイートピーと同じぐらいの大きさで、この2つは機内持ち込みできるギリギリのサイズ。機内持ち込みできると海外旅行などで”ロスバゲ”を防ぐことができるので、これはバックパック選びでもっとも重要な項目の一つでした。機内持ち込みのサイズと重量などは航空会社によってまちまちなので、前回は預けないといけなかったが今回は大丈夫だった、等その辺ストレスでした。3dayアサルトCLならふと飛行機に乗って旅に出たくなってもそのまま行けちゃうサイズ感と容量なわけです。
3dayアサルトCLはS/MLの2サイズ展開
ミステリーランチ 3dayアサルトCLはサイズが2つあり、SサイズとMLサイズがあります。容量などは違いはなく、背面のフューチュラヨークシステム(背負う部分)の長さでサイズが分かれています。主に男性はMLサイズ、女性や小柄な方はSサイズが良いでしょう。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLのディティールをチェック。
この値段のバックパックはなかなか買うことがないので記念に開封の儀から。笑
ロゴとモデル名の部分。最近のモデルはロゴのバッジが縫われてるだけなので、これだけでも違いを感じられます。
Made in USAのタグ。アジア生産が多くなってしまった今は貴重なステータスですね。
タグの裏はミステリーランチのロゴ。
こちらのモデルは製造者のサインもプリントでした。最近のモデルは多い印象。
上部にはワッペンを取り付けるベルクロ。アーミーな雰囲気です。
Y字ジップの上部のポケットはボトムがメッシュが多いですが、一番上は下もナイロン。
上部の2番目のポケットは意外と広め。小物が結構入りそうです。
例えるならゾイドバッグのMサイズと同じぐらいは上部のポケットで収納できそうな大きさです。
上部には3つジッパーがあり、3つめはメインコンパートメントにアクセスできます。残念ながらここからノートPCは出せません。出せたらより最強感が出ましたね。
3つめのジッパーを内側から見るとこのような感じに。
上部のハンドルはシンプルながらしっかりしてます。
左右にあるドリンクホルダーは海外のスーパーで安く購入できる1Lサイズの飲み物が入ります。ドリンクホルダーはよくあるデイバッグより大きいのでポイント高め。手元に1Lのペットボトルなかったのでとりあえずワインのボトル入れてみました。
ドリンクホルダーも水や砂などが入った時の為にはけ口を装備。
本体のメインコンパートメントもウェービングベルトに隠れるように排水口が。さりげない所にヘビーデューティーに対応した機能を感じられます。
サイドのウェービングベルト(MOLLEウェビング)はカラビナ等で機能を拡張可能。
全面の2つのベルトは荷物のコンプレッションの他、長尺物を取り付けたり、ジャケットを挟んだり、多用途に使用できます。
内側のPU(ポリウレタン)コーティングも厚い印象。全体的に一般的なバックパックとは頑丈さの違いを感じさせます。
3dayアサルトのCL(クラシック)での大きな変更点の内側のPC&ドキュメントスリーブ。ここの説明は後ほど。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLの使い方
ミステリーランチ 3dayアサルトCLの各部の使い方を簡単にご紹介します。3DAY ASSAULT CLのフューチュラヨークシステムの調整方法
ミステリーランチ・3dayアサルトCLのウエストベルト開き方・畳み方
ミステリーランチ 3dayアサルトCLには収納可能なウエストベルトが付いてます。荷物が重くなった時に有効な機能です。簡易的なものではなく、比較的しっかりしてるのでうまく重量を腰に逃がせるので肩への負担を減らすことができます。
3DAY ASSAULT CLのチェストハーネスの外し方
ミステリーランチ 3dayアサルトCLのチェストハーネスの外し方を載せておきます。ちなみに他のミステリーランチでも同じチェストハーネスが結構採用されているので、同じ形であれば同様に取り外し可能です。購入後にすぐ外してしまうパーツの一つ。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLとスイートピーの違いは?
比較対象としてよく上がる、スイートピー。両者共にミステリーランチを代表するモデルですが、大きな違いは2点。
・PCスリーブ
・内部コンパートメント
内部のスリーブやポケットが充実してるか、が大きな違いです。スイートピーはY字ジップ以外は非常にシンプルなモデル。他にも細かい仕様で異なりますが、ざっくりと言うと内部のコンパートメントが充実してるかどうかの違いです。
比較はまた別の機会に。
PCスリーブ&ドキュメントスリーブ
ミステリーランチは非常に頑丈で良いバッグですが、もともと米軍の軍人達がミッションを完遂させる為に作ったバッグなので、PCスリーブなどはないんですよね。ですが近年デイリーユースに向けて改良してでてきたのがミステリーランチ 3dayアサルトCL。PCスリーブが出来たのが非常に大きいです。このデイリーユースに落とし込んで来た”クラシック”じゃなかったら触手は動かなかったでしょう。
マチの余裕があるので、ノートパソコンの他にA4サイズの書類なども入れる余裕があります。ちなみにPCスリーブといえど、緩衝材はないので、PCスリーブに入れてからバックパックに収納するのが無難です。
充実の内部コンパートメント
ミステリーランチは非常に使いやすい一方で、インナーバッグで別途パッキングを求められます。前回の旅ではインナーバッグも使っていましたが、それでも小物は多くて、トップの小物入れのみやたらと荷物が多くなる始末でした。。
そんな中で3DAYはY字ジップの羽側?にもポケットと飲み物を入れられる長尺向けのポケットが左右に配置されています。これは非常に使いやすいです。
このポケット、ミステリーランチのY字ジップモデルでもあまりついてないのでミステリーランチ 3dayアサルトCLらしい装備の一つ。最近でた2DAYアサルトにも装備されてます。エントリーモデルで人気のアーバンアサルトにもありますが、ミステリーランチ 3dayアサルトCLのポケットは一段と深く、小物を気軽に収納できます。
水筒などの長尺物も
メッシュポケットの横にも深めのポケットが。こちらは800mlのクリーンカンティーンも楽々収納できてしまう懐の深いポケットです。
水筒やペットボトルの他にも折りたたみ傘などの長尺物にも。
シンプルで良いならスイートピー
「おれ/私はポケットはそんなにいらないかも。」って人はスイートピーが良いかもしれません。
ちなみにバッグインバッグは同じミステリーランチのゾイドバッグを使うとかなり効率的に収納できます。別記事にあるので見てみてください。
3dayアサルトCLよりスイートピーが優れているところ
スイートピーの上位互換モデルが3dayアサルトCLのイメージですが、スイートピーを選ぶ理由もあります。
値段が3万5000円前後安い。という価格差はもちろんですが、スイートピーを選ぶメリットは値段以外にもあります。
それは”軽さ”。
スイートピー | 1600g |
3DAYアサルトCL | 2100g |
クーリー40L | 1700g |
「え、何も入ってないのに。?」と驚くほど重いです。
背負うと重く感じないから不思議です。笑
ミステリーランチ・3dayアサルトの種類は2つ
18年から、CL(クラシック)とBVSに分かれました。クラシックは今説明中ですが、BVSってなんでしょう?
ミステリーランチ・3dayアサルトBVS
BVS(Bolster Ventilation and Stability)システムは、ボディアーマーを装着した時に通気性や安定性等、より快適に携行できるシステムです。
こういった防弾ジョッキを装着した時用の機能が備わっているとのこと。平和な日本ではサバゲーをやる人以外はなかなか縁のない世界ですね。。
とはいえこの3dayアサルトBVS、ミステリーランチ 3dayアサルトCLより値段がスゴい。詳細はリンクから確認してみて下さい。笑
ミステリーランチ・3dayアサルト カスタム&アクセサリー
ミステリーランチ 3dayアサルトCLはオプションパーツで欲しい機能を拡張することができるのも自分だけの3dayアサルトを作っていく楽しみのひとつ。一部をご紹介します。フリップトップボックス
側面のMOLLEウェビングやウエストベルトなどに装着できる緩衝材入りのボックス。主にデジタルカメラなどの衝撃に弱い電子機器を携行するのに便利なアイテムですね。
ボトルポケット
ショルダーハーネスなどに装着できるボトルポケット。本体にもありますが、移動中のスムーズな水分補給を可能にしてくれるアイテム。
スマホやiPhoneを入れるのにも使えそうですね。
フォーリッジャーポケットS/Lサイズ
こちらも側面のMOLLEウェビングやウエストベルトなどに追加で装着できるポーチ。すぐ使いたい小物を収納するのに便利なアイテム。こちらはSサイズとLサイズで2サイズ展開があります。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLの残念な点
ごり押ししてるミステリーランチ 3dayアサルトCLももちろんデメリットはあります。
周知の通りのその高価な価格と、あとは重量。
知ってる人には高級品と思われてしまうことですかね。国外に行く時はUSAのタグは隠した方が良いでしょう。
3DAY ASSAULT CLを半年近く使ってみた劣化具合
半年使ってみた消耗具合ですが、一部を除き、目立った劣化がみられません。
購入して半年の劣化具合。一番消耗を感じたのはショルダーハーネスでした。
メッシュの側面が微妙に毛羽立ってきてます。使用に伴う毛羽立ちはありそうです。
PCスリーブ側は引っかき傷で白くなっている場所も。これはキズなので拭いても取れません。
劣化しがちな内側のポリウレタンコーティングは数年は余裕で問題なさそうです。
ウレタンコーティングジッパーのナイロンは使用に伴ってスレが。開閉で干渉してる部分はスレて減りますが、徐々に開けやすくなっていきます。
劣化部分だけ紹介しましたが、全体的に劣化らしい劣化はなく、非常に頑丈です。やはりフラッグシップを感じさせる頑丈さでした。
強いて言うなら本体に使用されている500デニールCorduraナイロンは最近のデイバッグラインのナイロンよりゴワゴワした肌触りなので、濡れ雑巾などで少し拭きづらいですね。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLはどんな人におすすめ?
3dayアサルトCLはこんな人におすすめ。
・一度でもミステリーランチのバックパックを使った人
・Y字ジップ&フューチュラヨークシステムの虜になった人
・日常でついつい荷物が多くなってしまう人
・PCスリーブやポケットを多く欲しい人
・長く使えるバックパックを探してる人
・Made in USAの”本物”に胸が高鳴る人
Y字ジップの使いやすさに惚れ込んだ、一度ミステリーランチのバックパックを手にしてる人には素晴らしさが体感できると思います。高価なバックパックなのでいきなり買う人はいないでしょう。
実はタイへの5泊6日の旅でバックパッカーとしてミステリーランチ 3dayアサルトCLを持っていきました。一番苦労したのが、7kgの機内持ち込みの重量に収めること。荷物を軽量化できる旅慣れした人でないと、ミステリーランチ 3dayアサルトCLでのバックパッカーは重量が障壁になってきます。良いバックパックだけどLCCの旅には少し不向きな気がしました。
日常で荷物がついつい多くなってしまう人は、フューチュラヨークシステムの快適さを体感できるでしょう。
とにかく素材が頑丈なので、10年は使えるバックパックだと思います。長く使えるものを探してる人にもオススメです。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLは登山に使える?
旅で使ったフィーリングなので実際に山に持っていった訳ではありませんが、使えると思います。ハンティングラインなんかも出してるぐらいですからね、、
ただグラム単位で荷物を削るシビアな山行には向かないでしょう。バックパック本体の重量があるので…。
タフさはガレ場などで活躍してくれそう。
3dayアサルトCLはメルカリでいくらぐらい?
メルカリでは大体33,000~60,000円で取引されてます。中古でも良い人はメルカリで探すのもありかもしれません。逆に言えば新品で購入した場合は定価が高いので、手放す時も値段は結構つきそうですね。タグなどは捨てずに保管しておきましょう。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLのカラー展開
3dayアサルトCLは現在3色展開。フラッグシップなだけあり、どの色も出来が素晴らしいです。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLの関連アイテム
「3dayアサルトCLは魅力だけどどうも値段が、、」
という人に近いアイテムを数点ご紹介します。
ミステリーランチ・2dayアサルト
話題の新製品、2dayアサルト。お店で手に取った感じ、ミステリーランチ 3dayアサルトCLをそのままスケールダウンした感じで機能はほぼそのまま。むしろ側面からPCスリーブにアクセスするジッパーがついて利便性が向上してます。ワンデイアサルトやクーリー25では物足りなかった人達にかなり人気でそうなモデルです。カラーも4色展開で、どのカラーも魅力的です。
ミステリーランチ・スイートピー
3dayアサルトと並ぶ代表的なモデルの一つがスイートピー。外見は似てますが、内部はシンプル。上で説明したように、ポケットは少なくて良いならこちらを選択するのも十分ありです。
ミステリーランチ・3dayアサルトCLのまとめ
3dayアサルトCLはオーバースペックながら、男心をくすぐる究極のバックパックです。
値段・重さ・堅牢さ…全てにフラッグシップを感じさせ、日常ではとにかくオーバースペック。ですがオーバースペックだからこそ惹かれてしまいますよね。笑
日常から非日常まで安心して使える堅牢さ。”究極のバックパック”の称号をヒシヒシと感じさせる3dayアサルトCL。手に取ってみてはいかがでしょうか。
ミステリーランチのレビューはここからすべてチェックできます↓