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バックパッカーで一眼レフを持っていく前に見ておくべき、10個の注意点
私がバックパッカーで海外に一眼レフを持っていった時に行った、盗難等のリスクを少しでも軽減する為に注意したポイントをまとめました。旅先で素晴らしい写真を撮影することは海外旅行の醍醐味のひとつですよね。
私は38日間の旅でしたが、盗難や破損等なく無事帰ってこれたので、ひとつの成功例として参考になるかなと思います。(ぼったくりには遭いましたが)
もくじ
バックパッカーで一眼レフの注意点【準備編】
海外旅行に飛び立つ前の準備段階での注意点。
カメラをどう持っていったら良い?三脚は?レンズは?など荷物を選ぶ段階での注意点をまとめました。
一眼レフのブランド・モデル名は隠す
海外旅行でも、バックパッカーでも、留学でも単身赴任でも。海外でカメラを扱う時に最初にやっておきたいのはこれ。所持しているカメラが良いものであることをわからないようにしましょう。
私はキャノンを使っていたのですが、行ったのは、この3点。
・ロゴを隠す
・Lレンズの赤いラインを隠す
・モデル名の入ったストラップを使わないです。
共通して言えることは、「とにかく高級品の特徴を隠す」ことです。
私が持って行ったのはCanon EOS 7D Mark2と、EF24-105mm Lレンズの組み合わせ。知り合いのカメラマンの方から譲っていただいたもの。キャノンの中ではハイアマチュアモデルです(2018年時)。
10数万するカメラなので当然扱いはシビア。ですが、「この旅に持っていかなくていつ使うの?」と言うぐらい、日常で使っていなかったので、ある程度盗られても後悔しない気持ちで持っていくことに。その分、できるリスクマネジメントは可能な限りしようという意気込みでした。
使ったのは100均でもある、黒い布ガムテープ。これで隠すと良い感じにボロい雰囲気が出ます。
レンズもLレンズというキャノンのハイエンドレンズのひとつ。特徴的な赤いラインが入り、分かる人にはすぐ分かってしまいます。たまたま私の持っていたレンズは中古ということもあり、赤いラインがとれかけていたので、思い切って取りました。手放す時の資産価値は下がってしまうけど、旅先で取られることを考えたらマシだろうと。通常なら赤いラインも布ガムテープで隠してしまいましょう。
同様に、モデル名の入ったストラップは外しましょう。目立たないものにすると、なお良いと思います。私はリストストラップに変えたので、目立たなく軽量、という装備にしました。「大きいカメラだけどテープペタペタ貼られてて古いのかな」と他人に感じさせられたらOKだと思います。
私は側面の蓋が取れてしまった風にダミーで多めにテープを貼りました。とにかく高く見える装飾は隠しましょう。
カメラケースは持っていかない
こちらは海外旅行の中で、バックパッカーで一眼レフを持って行った時のポイントです。
バックパッカーはとにかく荷物のキャパにシビアです。カメラのことを考慮すると頑丈なカメラケースに入れておきたいですが、ネオプレーン素材などのケースで最低限にしました。普通の海外旅行でも、カメラケースはあまりお薦めできません。「高いカメラ持ってるよ〜」とアピールしてるようなものです。
薄いケースでも湿気には配慮する
上の薄いケースにしても、カメラは湿気に弱いので、乾燥剤は入れましょう。専用ケースなどに入れなくとも、湿気に関しては配慮が必要です。また、バックパックのなかでも、飲み物などの水気からはなるべく離す、なども考慮しましょう。防水の袋に入れるて乾燥剤を入れるのが一番湿気対策には有効ですが、撮影したい時に取り出す手間が増えます。ここは好みが別れますが、防水の袋の中に、乾燥剤と一緒にさせておく状態が望ましいです。
レンズは使いやすいレンズ一つに絞る
こだわりたい人は被写体でレンズも交換したいもの。ですが、観光地でレンズを交換する余裕と安全は少ないと言えます。使いやすいレンズ一つで行くのが一番荷物も少なくて済みます。私は単焦点レンズも持ってましたが、使ったであろうタイミングは非常に少なかったように感じます。レンズを別途持って行くとそこでまた荷物が増えます。パンケーキレンズぐらい薄いレンズでない限りは、重さに対して活躍する機会は少ないと思います。
三脚は諦めた方が良い
撮影にこだわりたい気持ちもありますが、三脚を持っていくのは諦めるのが懸命です。特にバックパッカーであれば。荷物になる割に使用頻度が非常に少ないです。折りたたんだ状態で長さ60cmを超える大型三脚は航空会社によっては機内持ち込み出来ない場合も。私は夕暮れのマジックアワーを狙って撮影をしていましたが、正直、持って来なくて正解でした。「あぁ、今三脚を持っていれば!」と感じる瞬間は少なかったです。持っていたとしても、道中で捨てていたと思います。カメラにこだわりのある人以外は持って行くのを諦めた方が懸命だと思います。
アメリカのヨセミテ国立公園。バックパッカー13日目にて。
スウェーデン・ストックホルムの旧市街・ガルムスタンにて撮影。バックパッカー29日目より。
三脚なしでもこの程度は撮影することができました。コツは「現地の静止物を使う」だけです。駐車場で空を向けておいて撮影や、橋の手すりに置いてタイマーで撮影など。発想で荷物の量を削減しましょう!
充電器と変圧器は忘れずに
一眼レフカメラ以外でも言えることですが、充電器・変圧器は忘れないようにしましょう。現地でも購入できますが、ボルト数が海外の方が強いことが多く、負担がかかって最悪壊れる可能性があります。私はAmazonで売っていた、このEvershop 200ヶ国家対応 ACアダプターを持って行きました!
バックパッカーで一眼レフの注意点【飛行機編】
空港や、飛行機では注意点はひとつだけです。
一眼レフは手荷物で機内持ち込みしましょう
一眼レフはとにかく繊細なカメラです。手荷物で機内持ち込みしましょう。バックパックで機内持ち込みする場合も、セカンドバッグに入れて足元に置く、ぐらい近くに置くべきだと思います。
一眼レフをスーツケースで預けると破損の可能性も
私が海外旅行にいく際に預けたくない理由はロスバゲと、雑に扱われて破損する可能性があるからです。
この動画は日本からもお馴染み、ハワイはホノルル空港で撮影された動画のようです。とにかくスーツケースの扱われ方が酷い。こんな扱いされたらカメラやPCなどの精密機器は一発で終了だと思います。また空港のスタッフがスーツケースの中身を確認して高価なものを盗むなどの話も聞くので、カメラは機内持ち込みを強く薦めます。
バックパッカーで一眼レフの注意点【旅先編】
荷物が多い移動中は撮影しない
今いる滞在先から次の目的地まで、大きな荷物を持ちながらの移動になりますよね。この時はなるべく撮影は控えました。スーツケースや、メインのバックパックには貴重品含め、旅に必要な荷物が全て入っています。撮影に夢中になると注意も散漫になりますし、荷物が重いので身軽に移動することができません。次の目的地に到着し、スーツケースやメインザックを安全な場所にしまってからカメラを持ち出すようにしましょう。
観光地など人の多い場所で使用するときは周りに注意!
観光地は残念ながら観光客狙いの現地民が結構います。一眼レフを観光地で出しているのは「私は観光客です」と言っているようなもの。複数でいる場合はまだしも、1人で使用する場合は周りをよく注意しましょう。撮影に気を取られてスリなどの被害にあう可能性もあります。撮影する場合は人混みを避け、ゴミや落書きの少ない、比較的安全であろう地域で撮影して、撮影後は速やかにバッグにしまいましょう。
滞在先周辺で一眼レフを使うなら、滞在の後半か最終日に行う
これは旅の最中に考えついた方法です。滞在した家の近くは旅の記録として是非とも残しておきたいところ。ですが、例えばです。初日に滞在して、周りをパシャパシャ撮影していた時に、現地の悪い人に目をつけられてしまったら、、それ以降、その地域で狙われる可能性は上がってしまいますよね。治安が良い場所の方が世界では少ないです。治安の良くない場所に滞在してその周辺を撮っておきたいのであれば、その地を離れる日、もしくは離れる前日など、滞在の最後の方で撮影するのがおすすめです。仮に目を付けられてしまったとしても、その場を離れてしまえばリスクは下がります。撮影したら速やかに仕舞うことも忘れずに。
こまめにデータは移しましょう
せっかく撮影した素晴らしいデータも、次の日にカメラごと盗難されてしまうとも限りません。パソコンを持ち歩いてる人に限りますが、可能な限りデータはこまめに移動しましょう。旅の最中、滞在先のホテルやホステルなどに常にwifiのある環境とは限りません。が、データを移せそうな状況であれば、移しておくことをお薦めします。移した画像はDropboxのようなクラウド上のストレージに上げておくと、パソコンが盗難された場合でも復活できる可能性が高いので、そこも合わせてお薦めです。今はwifi経由でデータを移動できる機種が増えていますが、その分、早いwifiのある環境が求められます。
私は宿でシャワーを浴びた後のリラックスタイムで移動させることが多かったです。
画像はJPGのLサイズで保存がおすすめ
私が選んだ設定はJPGのLサイズでの保存がオススメです。Lawデータでの保存は、一番加工に適していますが、スマホに移せない・データが非常に重いなど画像の管理の初心者には扱いにくいデータです。インスタやブログなどで使う場合はMサイズでも十分だと思います。私は加工・トリミングも考慮して撮影しているので、Lサイズにしておいて、少し引き気味に撮影しておきます。
JPGのLサイズであれば仮に画像を印刷したい場合でも荒くならずに綺麗に表示され、またトリミングで被写体の構成も調整しやすいです。それでいてLaw画像ほどSDカードの容量を使わず、ある程度枚数を撮影することができます。
使用用途を広く、なおかつ扱いやすい保存設定は私はJPGのLサイズ保存だと思います。僕はwebデザイナーであってプロのカメラマンではないので、画像の保存の拡張子はより良い答えがあるかもしれません。
バックパッカーと一眼レフ注意点まとめ
長くなってしまいましたが、参考になりましたでしょうか。旅のスタイルによって、機材の選定は大きく異なります。ですが基本的な注意点は同じ。「安く見せる・人前になるべく出さない・近くで管理する」これが重要かなと思います。予防策は取りすぎて損することはないです。素晴らしい写真と共に、無事帰国できるよう十分に注意しましょう!
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