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アークテリクス・アロー22は雪山でも使えるの?【おすすめは新型】
アークテリクス アロー22はアークテリクスの顔とも言え、都会で人気なバックパック。
ですがアロー22の実際の機能性、気になりますよね。
この記事でアークテリクス アロー22の魅力や使用感、マイナスポイントが掴め、新旧含めじっくり検討できます。
機能性良し。細部が改良された新型アロー22がおすすめです!
もくじ
アークテリクスってどんなブランド?
アークテリクスはカナダで生まれたアウトドアブランド。最高品質のプロダクト作りをしていることで日本でも人気ですね。
アークテリクスの他のレビューはまとめ記事から↓
アークテリクス アロー22の魅力や特徴
アークテリクス アロー22の魅力は何と言ってもその特徴的なデザインでしょう。様々なマテリアルが使用された直線と曲線の入り混じったデザイン。WaterTight®止水ジッパーを採用したカンガルーポケットが最大の特徴と言えるでしょうか。20年変わらないデザインで、アークテリクスのアイコン的なバックパックです。
今となっては縦のカンガルーポケットを採用するバックパックは増えましたが、アークテリクス アロー22にインスパイアされたバックパックは少なくないでしょう。
アークテリクス アロー22のスペック
容量 | 22L |
重量 | 1030g |
寸法 | 高さ: 55cm, 幅: 30cm, 奥行き: 25cm |
価格 | 29,700円(税込) |
生産国 | フィリピン、ベトナム、(カナダ) |
アークテリクス アロー22はしっかりとしてるバックパックなので22Lの容量の割には1kgを超える重量です。最近のものはアジア生産ですが、昔はカナダ生産だったこともあり、カナダ産のモデルはフリマアプリでも高めに取引されています。定価は3万円近くしますが、楽天やアマゾンで購入するともう少し安く購入できます。
アークテリクス アロー22の機能
アークテリクス アロー22の機能を詳しく見てみましょう。
特徴的なカンガルーポケット
カンガルーポケットは防寒着やジャケット等、ちょっとした服を収納できるのに便利な印象です。
お手入れや汚れ落としは濡らしてブラシをかけるのが良いそう。
愛用しているパタゴニアのマイクロ・パフ・ジャケットを入れています。
カンガルーポケット上部にはフックが付いており、キーチェーンなどを取り付けて置けます。今の所使っていません。
カンガルーポケットの下部には排水用の穴が空いており、カラビナ等で拡張できるフックがあります。カンガルーポケットはこの穴があることもあり完全防水ではありません。公式サイトの用途などを見ていても、濡れても問題ないもの(防水のジャケット)等を入れるのがベターでしょう。
止水ジッパーを採用で防水性は良好
アークテリクス アロー22は2箇所全てのジッパーに止水ジッパーが採用され、悪天候に強いです。都会での生活の敵に上がるのが雨。
ジッパーは全て止水ジッパーが採用されています。安心と信頼のYKK製です。
500Dのコーデュラナイロン使用の底部
アークテリクス アロー22の底部は500Dのコーデュラナイロン。底部はすぼまっているので、底部にはあまり荷物を配置できません。その分、重心が高くなり、背負った時に重さを感じにくい意匠となっています。
万人に調整できるショルダーハーネス
アークテリクス アロー22のショルダーハーネスは一般的な下部の調節の他、上部で肩へのあたり具合を調節でき、大人であればある程度誰にでも合う調整が出来ます。グレゴリーやミステリーランチなど他の有名なバックパックブランドでも採用されている機能です。重い時に特に真価を発揮する機能です。
横から見ると厚みがあり、面と裏で生地が異なります。丁寧なものづくりが伝わってきますね。
着脱可能なウエストベルト
アークテリクス アロー22のウエストベルトは簡易的ですが、必要十分。主に都会では使う機会が少ないので外す人も多いでしょう。
左右不対称の持ち手
アークテリクス アロー22の持ち手・トップのハンドルは珍しく左右不対称で右寄りに設置してあります。逆側にはハイドレーション用の穴が付いています。
ハイドレーション
アークテリクス アロー22は背面にハイドレーションを設置でき、片側にはハイドレーション用の穴が空いています。ボタンで留めてあり、背負ってるぶんには雨が浸水することは少なそうです。穴の大きさは人差し指が入るぐらい。ハイドレーション意外には用途がなさそうな部分です。
右のショルダーストラップにはハイドレーション用にゴム製のリングがあり、着脱も可能。撮影時-6℃ぐらいでしたが、硬化することなく大丈夫でした。
チェストストラップ
アークテリクス アロー22のチェストストラップはワイヤーで調節するタイプ。ワイヤーを外す必要があるので調節には少し手間がかかります。無段階調節ではありません。チェストストラップを使う機会のまえにあらかじめ調整しておくのが良さそうです。
左右のドリンクポケット
アークテリクス アロー22は片側は面ファスナー付きのポケットとなっており、左右不対称の機能になっています。左右のドリンクポケットは口が伸縮性があるタイプ。ペットボトル・水筒・折りたたみ傘等マルチに使えるでしょう。
15インチのノートパソコンが収納可能
私が使っている旧型アロー22には、PCスリーブは付いてません。別個のスリーブに入れて13インチのMacbook Proは一応収納出来ます。公式のスペックでは15インチまでは収納できるようです。
反った背面パッドで背負い心地も良好
背面はネオプレーン素材のような肌触りのよい素材が採用。始祖鳥のマークが刻印されています。
アークテリクス アロー22を厳冬期のニセコで使ってみた!
暖冬の影響で雪が少なかった19-20シーズンの2月。ニセコの花園スキー場にて、使ってみました。有名どころでいうと、ストロベリーゲートを出て数本滑ってみました。ニセコ界隈でいう”はないち回し”ってやつですね。有名なグランヒラフは外国人観光客で競争率がとても高いので花園に逃げます。使って見た日はパウダーも当たりでかなり楽しめました!
板はニセコのパウダーと言ったらこれ!なゲンテンスティック。ロケットフィッシュハイパフォーマンスです。朝一パウダーが降った日。写真が少なくてすみません。
ジャケットの上から背負うとなると少し肩幅が狭く感じましたが、この辺は慣れました。正直ゾンデやスコップは入れていませんでしたが、メインコンパートメントであればちょうど良いかもしれません。ゴーグルは入れていませんでしたが、バックカントリーで2個持ちする場合は入れる場所が若干困りそうです。
ウェービングベルトなどはなく、シンプルな構成なのでハイク中に何かをつけておくことはできません。唯一カンガルーポケット下のフックをうまく活用するしかなさそう。
バックカントリーに使うバックパックとしては外側がシンプルすぎて少し使いにくいですが、防水性等は問題なし。滑走中も体にフィットして結構調子よかったですね。北海道の雪山でも使えるぐらいに寒さに強く、防水性能は十分な印象でした。
ただ割れやすいカンガルーポケットのジッパーの取手のゴムは寒さで硬化してました。
あとジッパーは寒さで少し硬くなってはいましたが、十分でした。新型アークテリクス アロー22でこの辺は改良されたので、これから購入する人は新型がおすすめですね。
右側のドリンクポケットはベルクロ(面ファスナー)で止められるので、こちらには多少小物が収納できます。鍵などの貴重品は入れないにしても、目薬やリップクリーム、行動食など小物には最適です。
左側のドリンクポケットは伸縮性のあるゴムがついているものの、滑走中はあまり物は入れない方が良さそう。
日常でしたら水筒や傘、ペットボトル等しまえるので便利です。
北海道・ニセコでアロー22を使ってみた感想
厳冬期の雪山でも耐えうる防水性、機能性は本物だった!
さすがブリティッシュコロンビア州の厳しい自然で作られたアイテムだなと思いました。
アーバンユースには十分すぎるぐらいにオーバースペックでしょう。ですがそのオーバースペックさがアツいんですよね〜。笑
アークテリクス アロー22のマイナスポイント
アロー22のマイナスポイント
・ジッパーが破損しやすい
・PCスリーブがない
・直立しない
・トップハンドルが左右不対称
メルカリで中古のアークテリクス アロー22を見ていても、レビューを見ていても解りますが、ジッパーの強度がいまいちという声が多い気がします。カンガルーポケットのチャックが半分で千切れていたり、止水ジッパーが壊れていたり。
カンガルーポケットのチャックに関しては
「なんで穴開けたよ?」という気持ちでいっぱいです。笑
強度弱くなるじゃん!カッコいいですけどね。
チャックが壊れた状態のものは割安で出品してる例は結構多いです。
物は良いけど、劣化する場所は同じパーツが多い印象。
トップハンドルは右寄りに配置されてるので、右手で持つ時にバランス良いように想定して作られてるのでしょうか。ユニバーサルデザインではないなぁと思いました(私は左利きです)。まぁ、デザインの良さに一役買っている部分でもあります。
しかし19年のFWシーズンからモデルチェンジされて改良されました!
アークテリクス アロー22のモデルチェンジでの変更点
アロー22モデルチェンジ変更点
・取手のパーツ変更等耐久性アップ
・パッド入り15インチノートパソコンスリーブの追加
・ロゴが始祖鳥のシンボルマークのみに
・背負い心地向上
旧型はチャックやファスナー等、壊れやすいパーツはある程度認識されていました。
見る限り、新型は壊れにくく改良され、さらに現代のニーズに合わせてPCスリーブも追加になっています!
新型アロー22の生産国はベトナムとのこと(公式サイト情報)。
破損が多いジッパーのゴム製パーツが変更されたので、バックカントリーでも使え、より長く使えるバックパックになりそうです。メインコンパートメントのジッパーにも同じプラ製の取手が追加されたのでグローブの上からでも使いやすくなりそうです。
一方でカンガルーポケットのチャックは穴あきゴム製のパーツのほうが”アロー22らしさ”はあるので好みが分かれそうなポイントです。
旧型モデルを手に入れたい人は早めに動いた方が良いかもしれません。
さらに現代のニーズに合わせてPCスリーブも追加になっています!これは嬉しい機能です。
アークテリクス アロー22の比較対象の似てるモデル
アークテリクス アロー22の比較対象に上がるバックパックを少し紹介します。挙げ始めると数が多いので絞ります。
アークテリクス マンティス26
アークテリクス アロー22の次に有名なバックパックと言っても良い、人気なバックパックがマンティス。防水性能はありませんが26Lで865gと軽量。定価もアロー22より1万円前後安いのも人気の理由でしょう。
ミステリーランチ アーバンアサルト
アメリカ軍に納入するぐらいに堅牢なバックパックづくりで人気のミステリーランチ。都会での生活に寄せたシンプルな代表モデルがこのアーバンアサルト。
アーバンアサルトは別記事があるので興味があればぜひ↓
アークテリクス アロー22 種類
アークテリクスのアークテリクス アロー22は兄弟モデルがありませんでしたが、19年から兄弟モデルが追加されました!”アロー”の名前を冠するデザインの良さが目立ちます。
アークテリクス アロー16
「アークテリクス アロー22はかっこいいけど縦が長くて似合わない、、」
という女性や小柄な人向けに登場したアロー16。アークテリクス アロー22のデザインや機能はそのままに、小さくした意匠で人気になりそうな予感です。レディース用ではないので、荷物の少ない人にも良さそう。
アークテリクス アロー20
“アロー”の意匠をかんじつつもバケットバックという非常にシンプルな形に変貌し登場したアロー20。型が入っているので自立し、PCスリーブや内部は2つのコンパートメントになっており、都会での生活にマッチした意匠が個人的に突き刺さるバックパックです!
アロー20の記事もぜひ↓
アークテリクス アロー22を最安値で買うには?
新型アークテリクス アロー22をECサイトで購入するのであれば最安値はおそらくここ。並行輸入品はアークテリクスの保証はないので注意。保証が欲しい方は正規品を購入しましょう。
私は楽天市場でセール+ポイント増量中のお店で購入しました。
気になるカラーの在庫があるなら早めに行動しましょう。あなたが欲しいカラーは他の人も常に狙っています。
アークテリクス アロー22のレビューまとめ
機能性良し。細部が改良された新型アロー22がおすすめです!
旧型アロー22のマイナスポイントだったパーツの耐久性や使い勝手が改良された新型アロー22。
今選ぶなら新型がおすすめです。じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
アークテリクスの他のレビューはまとめ記事から↓
撮影機材:Canon 7D Mark II + EF24-105mm F4L IS USM