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アークテリクス・アロー20を雪国でレビューしました【都会にマッチ】

アークテリクスのアロー22の兄弟モデルとして登場したアロー20。特徴的なバケットタイプのバックパックですが、使用感や機能性、気になりますよね。

HIKARU HOJO
HIKARU HOJO
プチ世界一周したデザイナーのHIKARU HOJOです。モノ選びにシビアな私が実際に購入し徹底レビューしました。

この記事でアロー20の魅力や使用感、マイナスポイントが掴め、じっくり検討できます。

アロー20は都会の生活にマッチしたミニマルなバックパックです。

アークテリクスってどんなブランド?

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アークテリクスはカナダで生まれたアウトドアブランド。最高品質のプロダクト作りをしていることで日本でも人気ですね。

アークテリクスの他のレビューはまとめ記事から↓

アークテリクス・アロー20とは?

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アロー20は名作のアロー22の姉妹モデルにあたり、シンプルながら”アロー”を彷彿させるミニマムなデザインがなんとも魅力的です。バケットバッグという形を採用しているのも、他のバックパックと一線を画すポイント。

アークテリクス・アロー20の魅力と特徴をレビュー

アロー20の細部の特徴を詳しく見ていきましょう。

アロー20は特徴的なパックポケットの構造

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内部は2層に分かれた構成で、比較的シンプルな作りです。

仕切りの配置を自在に変えられ、必要な物に手が届きやすいコンパートメント

公式サイトにはこう文言がありますが、実際は仕切りを変更することはできないのでご注意を。平たいものを収納するのは便利。
奥行きは22cmですが、仕切りが真ん中にあるので16~18cmぐらいの幅のものでないと入りません。

通勤、通学で使用を考えてる方が多いと思いますが、お弁当箱のような箱型の物は幅がある場合、横向きに入らないので注意しましょう。クッション入りのコンパートメントは小型のカメラ等電子機器を持ち運ぶ際に使えそうです。

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試しにパタゴニアのマイクロパフジャケット、ミステリーランチのバッグインバッグのゾイドバッグMクリーンカンティーンと日頃使っているものを入れて見ました。

これぐらいは余裕。まだまだ余裕があります。折り畳み傘や水筒、防水のジャケットなど濡れる可能性のあるものは前面のコンパートメントに収納するのが良さそう。

アロー20は耐候性と耐久性に優れたナイロン素材を前面に使用

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耐候性と耐久性に優れたナイロン素材を採用した構成で、前面は防水性能が◎。アロー22 アロー22の特徴的なカンガルーポケットにも採用されている素材なのでどことなく兄弟モデルの雰囲気を感じます。

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前面は防水性◎。始祖鳥のロゴ部分は縫製なので防水の過信は禁物です。傘の横からの雨は心配ご無用です。

アロー20は側面・底部に500Dのコーデュラナイロンを使用

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アロー20の側面・底部は500Dのコーデュラナイロンが採用され、シンプルながら頑丈な作り。

アロー20の底部は自立可能

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アロー20のポイントが高いところは床で自立してくれます。型が崩れないようにパネルが内蔵されているので荷物が偏っていなければ自立してくれます。都会での生活ではバックパックが自立してくれると何かと便利ですよね。打ち合わせ時など、バックパックを床に置くこともありますよね。アロー22は自立とは無縁なデザインでしたが、アロー20は壁に立てかけなくても自立してくれるのは嬉しい。

アロー20は薄く都会的なショルダーハーネスを採用

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アロー20のショルダーハーネスはかなりアーバンライクな薄いタイプ。チェストハーネスもない、非常にシンプルで無駄がない意匠です。ノートパソコンや水筒など、重くなっても程よくフィットしてくれるのが非常にちょうど良いです。薄く、伸縮性もないですが触るとクッション性のある不思議な素材です。

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防水は謳っていませんが、撥水加工してあるようです。急な雨に。

アロー20のトップハンドルは珍しく縦

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アロー20が珍しいなと思うところの一つにトップのハンドルが縦に付いている点があります。ほとんどのバックパックは横に付いていますよね。

アロー20はドローコードで素早く開け閉めが可能

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アロー20はバケットバッグの意匠が最大の特徴です。上部を閉めるドローコードは取手を持ちながら引っ張ると調節できる仕組み。

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このパーツが絶妙に絞りやすい。

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引っ掛けるフックは高級感のあるパーツとなっています。

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上部の絞られるナイロン素材も結構厚め。撥水してくれるので防水スプレーなどかけると維持してくれそうな気がします。

アロー20は15インチまでのノートパソコンが収納可能

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ノートパソコン用のPCスリーブがあり、多少伸縮性があるのでバタつかずに収納できます。私のパソコンはMacbook Pro13インチですが、15インチまでは収納できそう。通勤などにも大活躍ですね。

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少し見ずらいですが、伸縮性のある黒いメッシュタイプ。クッション性はないのでPCを大事にしてる方はスリーブに入れてからアロー20に仕舞うのが良いでしょう。

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雨蓋用のフックより少し小さいフックで留めることができます。高級感のあるパーツ。アークテリクスはしばしばこのようなフックのパーツを使っている気がします。

アロー20は背面パッドで背負い心地も良好

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背面はネオプレーン素材のような肌触りのよい素材が採用。始祖鳥のマークが刻印されています。人気の兄弟モデル・アロー22と同じですね。

アークテリクス・アロー20を厳冬期のニセコで撮ってみた

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アロー20を北海道はパウダースノーの聖地、ニセコで撮影してみました。俗にニセコと言われる倶知安町のハイシーズンの景色。(20年2月頃に撮影)

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北海道らしいエゾマツも近くに。19年の冬は世界的にも記録的な暖冬で雪は少なめでしたが、それでも国内では雪が多い地域。

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雪の結晶が見えるぐらいの雪が積もる中での撮影、レビューでした。

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洗練されたデザインが雪の中で際立ちます。バケットバッグタイプのバックパックは数多くないですが、その中でも洗練された形。

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ご覧の通り、結構雪の降る中で撮影してました。

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わずか数分でもみるみるうちに積もっていきます。

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数分でご覧の通り。笑
アロー20は上部を絞れるものの、完全に隙間をなくすことはできないので雪国には向かないでしょう。都会でも雨天時は傘はささないとバックパック内が濡れてしまう可能性があります。

自転車通勤する方や、雪国で使いたい場合は別にバックパックカバーを用意した方が良いかもしれませんね。

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開けるとしんしんと雪が入っていきます。笑

側面は防水や耐久性の高い素材が使われてますが、都会用に作られたバックパックなのでこの辺はしょうがないでしょう。

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本格的な環境での使用は難しそうでしたが、デザインがカッコイイので良しとしましょう。笑

北海道のニセコで使うならアロー22の方が良さそうです。

アロー20は東京で使います。

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側面。ジムニーがチラリ。

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ジャケット類は前面のコンパートメントが良さそうですね。

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雪の中で改めて見るとショルダーハーネスの薄さが際立ちますね。笑

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なんども言ってしまいますがカッコイイです。笑

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凍えながらアロー22も一緒に撮りました。

アロー22のレビューはこちらから↓

アークテリクス・アロー20のスペックまとめ

容量 20L
重量 780g
寸法 高さ:45cm,幅:30cm,奥行き:20cm
価格 19,800円(税込)
生産国 ベトナム
アロー20のスペックをザッと表にまとめるとこんな感じ。しっかりしてる印象のバックパックですが、760gと意外と軽量です。

アークテリクス・アロー20はどんな人におすすめ?

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・都会での通勤に(自転車はちょっと注意)
・荷物の少ない人
・コンデジなどのカメラを持ち歩きたい人
・15インチまでのPCを日々持ち歩く人
・シンプルなデザインが好きな人

アロー20はデザインがシンプルで洗練されているので、通勤などのビジネスユースには最適。クッションの入った型で構成されてるので、薄めのコンデジの持ち運びにも良いかも。

あとはPCが持ち運べたり、デザインが良かったり。スタイリッシュな外観が好きな人は気にいるのではないでしょうか。

アークテリクス・アロー20のマイナスポイント

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アロー20のマイナスポイント
・雨や雪は内部に入ってしまう
・フックが外れやすい
・幅のあるものは入れづらい

アロー20のマイナスポイントは、まずトップのバケット構造は雨、雪には弱いということ。素材自体は防水ですが、上からの雨の侵入は防げないでしょう。

もう一点は写真のフック。見た目は良いですが少し外れやすいです。個体によって多少の差はあるかも。

最後に、メインコンパートメントが明確に分かれているので、幅のあるものは入らないこと。使い勝手を制限してしまうかなと。

雨に当たることの少ない、都会の通勤用・日常用に特化した仕様が伺えます。傘さしての使用ならトップの構造も問題ないと思います。

アークテリクス・アロー20の比較対象の似てるモデル

アロー20の比較対象に上がるバックパックを少し紹介します。挙げ始めると数が多いので絞ります。

アークテリクス ブレード20

容量 20L
重量 1240g
PCスリーブ
価格 27,500円(税込)
特徴 ミニマムなデザインの”ブレード”中間モデル
同アークテリクスの”ブレード”シリーズの中間モデルにあたるブレード20。弧を描いたプレートが荷物を守り、シンプルでミニマムなルックスが人気です。。

ホグロフス コーカーL

容量 20L
重量 910g
PCスリーブ
価格 18,700円(税込)
特徴 パッド入りボックス構造のロングセラーアイテム
スウェーデン発のアウトドアブランド・ホグロフスのコーカーLは、北欧デザインらしい洗練された外観でロングセラーアイテム。サイド開閉でパッド入りのバックパックなので中身を保護できるのも◎。

ミステリーランチ アーバンアサルト21

容量 21L
重量 1300g
PCスリーブ
価格 19,250円(税込)
特徴 ミステリーランチを普及させた名作。
アーバンアサルトはミステリーランチを普及させた名作バックパック。当初はなかったPCスリーブも付き使いやすいバックパックに。ミステリーランチのお家芸であるY字ZIPとシンプルな外観、ミステリーランチならぬリーズナブルさで大人気。カラーバリエーションも豊富。

アーバンアサルトは別記事があるので興味があればぜひ↓

アークテリクス・アローシリーズの種類

アークテリクスのアロー20は兄弟モデルがありませんでしたが、19年から兄弟モデルが追加されました。”アロー”の名前を冠するデザインの良さが目立ちます。

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人気のアロー22のデザインや機能はそのままに、小さくした意匠で人気になりそうな予感です。レディース用ではないそうなので、荷物の少ない人にも◎。

アークテリクス アロー22

言わずと知れたアークテリクスの代表的なモデル。名前は知らなくてもみたことある人も多いでしょう。19年にモデルチェンジして破損しやすい部分が改良され、より長く使えるバックパックに進化しました。

アロー22のレビューはこちら↓

アークテリクス・アロー20を最安値で買うには?


アロー20をECサイトで購入するのであれば最安値はおそらくここ。人気商品なので定価でも欲しいサイズ・カラーは売り切れの場合も。安く買えるならラッキーでしょう。しぶしぶフリマで買うのは嫌ですよね。

おすすめECサイト ・楽天市場Amazon

気になるカラー・サイズの在庫があるなら早めに行動しましょう。あなたが欲しいなら他の人もきっと、狙っているはず。

アークテリクス・アロー20のレビューまとめ

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アロー20は都会の生活にマッチしたミニマルなバックパックです。

雪の中でのレビューで、改めてアロー20は都会の生活をよりスタイリッシュにしてくれるバックパックだと思いました。じっくり悩んでみてはいかがでしょうか。

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アークテリクス アロー22のレビューはこちらから

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撮影機材:Canon 7D Mark II + EF24-105mm F4L IS USM

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