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カリフォルニア・ゼファー号の絶景に酔う。ロッキー山脈からデンバーへ。(18日目)
アムトラック・カリフォルニアゼファー号でサンフランシスコ(オークランド)からシカゴに向けて出発し、2日目に入りました。
今日のできごと
カリフォルニアゼファー号でロッキー山脈を縫う絶景をひたすら堪能!コロラド州州都・デンバーまで抜けます。
※この日は今回の旅で一番画像が多いので重くて長いです。ご注意ください。
もくじ
カリフォルニアゼファー号・ユタ州編続き
目が覚めて外みたらこの景色。笑
朝のユタ州は世界の終わりのようでした。
昨晩にソルトレイクシティ駅に到着した後に、プロボ駅、ヘルパー駅という駅も停まったようですが、夢の中でした。
アムトラック・グリーンリバー駅に到着!
明るくなって来てローカルな感じの駅に到着しました。
グリーンリバー駅
調べても出てこない、無名の駅のようです。グリーンリバーというコロラド川の最長の支流の川が近くを流れる町なのでグリーンリバーというのでしょうか。
駅出てすぐに特徴的な形の岩?山?が。これでも無名っぽいです。すごいですね。。
“すごい”以外に言葉が出てこない語彙力のなさに困ります。笑
この辺の景色にあったカラーリングの貨物列車が。
夜の間雨が降っていたようです。
カリフォルニアゼファー号・コロラド州編
コロラド州に入りました。これからお見せする今日の景色は全てコロラド州の景色です。
コロラド州はどんな州?
コロラド州(State of Colorado)は、アメリカ西部にある州。北側はワイオミング州に接し、北東はネブラスカ州、東側はカンザス州、南側はニューメキシコ州とオクラホマ州に、西側はユタ州に接している。州の南北にはロッキー山脈が貫いており、州全体の平均標高が全米で一番高い、山岳地帯の州である。州都および人口最大都市は、ロッキー山脈の東側にあるデンバー市。州の名前はスペイン人探検家が名付けたコロラド川に因んでおり、「コロラド」という言葉は「赤みをおびた」を意味するスペイン語で、コロラド川が山岳部から運ぶ赤い沈泥を表している。
参考:wiki
“コロラド”はスペイン語だったのですね。名前の由来でもある”赤い大地”が早速お出迎えしてくれます。
カリフォルニアゼファー号でマッキニス・キャニオンズ・ナショナル保護地域を通ります
急に景色が変わったので何かと思ったら国立保護区域に入った様子。
マッキニス・キャニオンズ・ナショナル保護地域
マッキニス・キャニオンズ・ナショナル保護地域とは?
コロラド州西部とユタ州東部に位置するMcInnis Canyons国立保護区域は、約123,430エーカーの土地で構成されています。壮観で多色の砂岩の峡谷はボート乗りを魅了します。家畜の放牧、狩猟、漁業などの伝統的な用途は国立保護区域の重要な用途です。保護区域では家畜の操業を妨げないでください。国立保護区域には、トロフィー・ラバシカ、ヘラジカ、クロクマ、砂漠のオオツノヒツジが住んでいます。捕食者の狩猟は、生態系に貢献しており、保護すべき活動です。国立保護区域の地形は、コロラド川沿いの乾いた高原の砂漠から深い峡谷まであります。 あなたは絵のような景色、魅力的な歴史的遺物、そしてユニークな植物や地質学的特徴に出会うでしょう。現在および将来の世代が楽しむことのできる景観を尊重し、守ってください。
参考:マッキニス・キャニオンズ国立保護区公式サイト(英語)
景観はすごいですが、マイナーな方の国立保護区のようですね。英語の公式サイトでないと情報が出て来ませんでした。
確かに保護区域と言われて納得の景観です。
このコロラド川沿いにマッキニス・キャニオンズ・ナショナル保護地域を観るにはカリフォルニアゼファー号に乗らないと見れないので、乗客の特権といえますね。道路は少し離れたところに通ってます。
綺麗な渓谷です。
マッキニス・キャニオンズ・ナショナル保護地域が過ぎ、次の町、グランド・ジャンクションが近づいて来ました。
アムトラック・グランド・ジャンクション駅に到着!
西コロラド州の大きな街、グランド・ジャンクション駅に到着しました。
グランド・ジャンクション
グランド・ジャンクションはどんな町?
グランドジャンクション(英: Grand Junction)は、アメリカ合衆国コロラド州のメサ郡にある都市であり、同郡の郡庁所在地である。西コロラドでは人口最大、州内では第15位の都市である。コロラド川に南からガニソン川が合流する所にある。名前の「グランド」は昔の「グランド川」に由来し、1921年にコロラド川上流に改名された。「ジャンクション」はコロラド川とガニソン川が合流する所を意味している。「川の都市」というニックネームも。グランド・バレーと呼ばれる長さ30マイル (50 km) のアーチ状のバレー中間近くに位置し、果物の産地でもある。
参考:wiki
ここは停車時間が長かったので少し駅に降りてみました。(アムトラックは駅で停車中に少し降りれる駅がいくつかあります。)
駅では売店もあって軽食などを買うこともできます。
展望席はこんな感じ。ここからコロラドの景色を堪能しようと思います。
車窓から見るロッキー山脈の景色をご堪能あれ!
グランドジャンクション駅からも目が離せない景色が続きます。この辺一体は北米大陸全体でみるとロッキー山脈。ロッキー山脈の東に位置する都市、デンバーまでは息を飲む景色の連続です。
駅でてすぐにあったRV(キャンピングカー)のパークでしょうか。
線路の分岐点。
列車にグラフィティの落書きがされてるのがなんともアメリカっぽいですね。
なだらかな丘陵地帯です。
キャンピングカーを牽引するピックアップタイプの車。日本じゃなかなか見れないですがこちらでは結構走ってますね。
川に沿ってどんどん進んでいきます。
対岸を走る大型トラック。
ちょっと町が出てきました。
スクールバスはアメリカはどこも同じなのでしょうか?
キャンプ場は休憩所のような扱いのようですね。
岩肌がゴツゴツしてきました!
色んな形の車が走ってるので車は見てて飽きないですね。
対岸の大型トラックPart2。
こんな構図で車を撮ることないので道路と電車が並行に走ってるって新鮮です。
岩でクライミングしてる人が!ボルダリングでしょうか。こちらではいくらでもできそうですね。
少し川の水量が増えてきました。
近代的なトンネルと岩肌のコントラストが印象的です。
水が増えたと思ったら小さなダムがありました。
この辺は“Hanging Lake”という滝がある小さな湖があるみたいです。綺麗そう!しかしカリフォルニアゼファー号に乗ってだと見ることはできません。笑
ロードトリップでないと見るのは難しそうですね。
引用元:Googleマップ
Hanging Lake
岩が。
川に反射するトラック。
少しひらけて来ました!紅葉が進んでいて黄色いです。
大きなトラックも小さく見えるスケールです。
川辺に立つログハウス。
パステルカラーのお家たちと赤い山の対比。
線路脇は西部劇にも出て来そうな草たちが群生しています。
空を反射した川と紅葉が鮮やかです。
山の上の方に徐々に雪が。
ほんと紅葉が美しい。景色が黄色いです。
紅葉に囲まれたお家。お家なのか?
こちらは豪華なお家ですね。
広く見るとゴツゴツした荒野が続きます。
ラフティングしてる人達が!この渓谷でラフティングは気持ち良さそうです!
川の中州。ここも鮮やかな紅葉です。
もういっちょ。
と思えばこんな暖色すぎない景色もすぐ出て来ます。ほんと忙しいです。
禿げた山肌と紅葉。日本じゃ見れないですね。
こちらもリバービューなお家。川が氾濫したらちょっと危なそうな位置にあります。氾濫しないのかな。
牧場の工場らしき場所。乳製品を作っていそうな雰囲気です。(無知だけど)
こちらも鮮やかな写真。木がポツンと立っています。
牛が放牧された牧場と切り立った岩肌のギャップがすごいです。
川の近くに植物が多いので水が基本なんだなって改めて思いますね。
赤い大地は不定期に出て来ます。
そびえ立つ赤い岩。
コロラドの景色の中力強く走っていくカリフォルニア・ゼファー号。
険しい渓谷が。左のトンネルに入っていきます。
トンネルを抜けると川の水かさが増えました。
雪の残った山脈が近づいてきました!!!ロッキーマウンテン国立公園の方ですね。
アメリカは商用車がなんてったってカッコいいんですよね〜。
アムトラック・グランビー駅に到着!
グランビーという町に着きました。この赤い車よく見たら除雪できるようになってますね!ロッキー山脈の中なので冬寒い地域なのでしょう。
グランビーはどんな町?
グランビー(Granby)は、アメリカ合衆国コロラド州北部に位置する町。デンバーの西約140km、ロッキー山中に位置し、中心部を国道40号線が通っている。人口は約1,500人。グランビーは1904年、デンバー・ノースウェスタン・アンド・パシフィック鉄道(アムトラックの前身)のルート上に創設された。 翌1905年には正式な町になった。町名はデンバーの弁護士、グランビー・ヒリヤー(Granby Hillyer)にちなんでいる。
参考:wiki
デンバーの弁護士さんが由来のようですね。小さな町でした。
そして珍しくすぐ次の駅が。
アムトラック・フレーザー/ウィンターパーク駅に到着!
フレーザー駅に着きました。
Fraser Station
フレーザーはどんな町?
フレーザーはアムトラックで1番標高の高い場所の一つで、フレーザー駅は標高2613mに位置しています。フレーザー町では自分の町を「Icebox of America」と呼んでいるそうで、これは冬になるとマイナス45℃にもなる厳しい気候から来ています。連名駅となっていますが、南にあるウィンターパーク駅がこの辺では有名なウィンターリゾート地なので、このような連名駅となっています。
参照:FRASER-WINTER PARK
標高2613mもあるとは驚きです!!!
この辺は標高たかそうだな〜とは思ってましたが、いつの間にか高い場所まで来てしまっていたようです。ここまで高いとは。
冬になるとマイナス45℃って、、検討もつかない寒さですね。。ここは冬はウィンターリゾートになる街のようです。
そりゃドリトスもこんなパンパンになりますね。↓
気づいたらパンパンになってました。笑
確かに鮮やかな建物がたくさんあって華があります。
反対側の車窓には雄大な山が。この右側の山はMorse Mountainというそうです。
Morse Mountain
別荘のような建物がずらり。
雪が出て来ました!動物の足跡も。シカとかでしょうか?
この辺はカリフォルニア・ゼファー号の3,924kmの行程の中でも最も高い標高の地域だと思います。
アムトラック・ウィンターパーク駅を通過!
通過しただけですがゲレンデが!
ウィンターパーク・リゾート駅
ウィンターパーク・リゾートとは?
ウィンターパークスキー場は、ベース地点では9000フィート(約2740メートル)、頂上では12000フィート(約3676メートル)あり、富士山の頂上付近でスキーをしているような高い標高のゲレンデ。
モファットトンネルの西出口にあるウィンターパーク・リゾート駅(Winter Park Resort)は標高2771mもあり、冬季限定ですが、全米を走るアムトラックで一番標高の高い駅です。
参考:FRASER-WINTER PARK
このウィンターパークは標高の高さでパウダースノーが味わえることで有名だそうです。
冬はデンバーから「ウィンターパークエクスプレス(Winter Park Express)」が通っていて、2時間で来れるそうです。冬のハイシーズンにも来て見たいなぁ。
もう雪が降り始めているのか、残っているのかわかりませんが雪はありました。流石の高所ですね。
ウィンターリゾート駅を過ぎたらすぐに、”モファットトンネル”という長いトンネルを抜けて行きます。(写真はありませんが)
このトンネルは長さ9996メートル。鉄道マニアの方達には知られているトンネルだそうです。このすぐ近くにある”ジェームズピーク”という山の直下を通した難工事だったそうです。トンネルってすごいよなぁ〜。
トンネルを出たあたり。少し標高が低くなった気がします。
今度はスノートリップで来て見たいですね。
この辺も雪が残っています。
山奥に佇むシブい車。ご隠居生活には向いてそうです。笑
長い下りなのか、結構スピード出てます。
渓谷を縫うカリフォルニア・ゼファー号。岩肌につららが!
湖畔に佇む家が反射して良い感じ。
またシブい車を撮ってしまいました。笑
これは”Gross Reservoir”というダム(貯水池)のようです。
Gross Reservoir
ロッキー山脈とももう少しでお別れの気配が漂います。
後方に最後であろうロッキー山脈の雄姿!また来ます!
と思ったら遠くの山間から平野が!!!
日本では見れないだろうスケールの大きさに鳥肌です。
ついに山間部を抜けてデンバーを抱える平野が。ロッキー山脈の東に位置する平野は“グレートプレーンズ(Great Plains)”というみたいです。小さい頃に習ったような気が。
絶景を横目に山を這っていくカリフォルニア・ゼファー号。
デンバー市街らしき街が遠くに見えて来ました!
手前には牧場が。
牛のすぐ横を走り抜けて行きます。
穏やかな丘陵にある道。ランニングや散歩等したら気持ち良さそう。
ここまでの写真の連続はこの窓から連写していました。2階の展望席は人が多かったので、1階のカフェ横に陣取って撮影してました。
カフェが閉まっていて人がいないので、周りに気を使わずにシャッターを切ることができました。
アムトラック・デンバー駅に到着!
コロラド州の州都・デンバー駅に到着しました!
デンバー・ユニオン・ステーション
デンバーはどんな街?
デンバー(Denver)は、コロラド州中北部に位置する、コロラド州の州都。ロッキー山脈東麓、シカゴとサンフランシスコのほぼ中間に位置する。人口は約60万人で、コロラド州では最大、山岳部ではフェニックスに次ぎ、全米でも第26位の都市。標高1,609mにあるとされ、”Mile High City(標高1マイルの街)”と呼ばれることも。年間300日は晴れという晴天率の高さも人気の理由の一つ。
「平野まで降りて来たな〜」と思ったら1609mも標高があるんですね。w
ヒッピーなどの芸術と文化の街という側面もあるそうです。
別記事でも紹介しましたが日本でも有名なアウトドアブランド、”ノースフェイス”の米国本社も近々サンフランシスコベイエリアからデンバーに移るようです。近年人気になって来ている都市のようです。
駅は綺麗な駅で都市に来たなという印象。
ほんとスケールの大きさに驚きっぱなしです。カリフォルニア・ゼファー号。
デンバーを後にしたあたりで、疲れたので早めに寝ます。
ロッキー山脈を縫うカリフォルニア・ゼファー号の絶景を存分に楽しめた一日でした。
これはわざわざ乗りにくる価値があります。
今日だけで1150枚、容量にして7.85GBもの量の写真を撮影しました。(動画も若干)
これでもだいぶ減らして掲載したつもりです。
シャワーは相変わらず浴びたいですが、改めて乗って良かったと思えました。
バックパッカー18日目・アメリカ横断2日目(カリフォルニア・ゼファー号)のまとめ。
バックパック旅18日目(北米大陸横断2日目)朝のユタ州は世界の終わりのよう。見どころのロッキー山脈越えは国立公園や保護地域が多く美しい。。途中雪も残ってました。山脈を越えて平野が見えた時のスケールの大きさは日本じゃ見れないかも。デンバーは駅が綺麗。シャワー浴びれないのがつらい。笑 pic.twitter.com/vcRFvQW0Cl
— Hikaru Hojo (@highness325) October 19, 2018